砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

松屋長春の羽二重餅が買えなかった僕を救済した羽二重巻

「岐阜から稲沢に何で来たんですか?」「名鉄電車です」「あ、いえ、何をしに来たんですか?」「あぁ、そういう意味ですか(爆)」。そんな屈託のない会話を『美濃路稲葉宿本陣跡ひろば』のボランティアガイドの女性担当者と楽しむために【稲沢】を訪れたわけではない一昨日の僕は、すっげぇ楽しみにしていた『松屋長春』に駆け込んだ。勝幡街道沿いに構える店舗は問答無用に僕の大好物の佇まいっぷりだった。その絵面的にも後光が差し込んで偏差値73レベルだろう。

松屋長春

どっちから開けていいのか分からない引き戸を強引に開けると目の前には数多くのサイン色紙が飾ってあった。いつでもサインを書けるウエルカムな受け入れ態勢の僕だったが、あろうことかお声が掛からなかった。まあいい。聞けば、初代がここに店を構えたのは昭和10年とのこと。その佇まいの割には何気に創業年が若いような気がした。大きなお子ちゃまがいるのかどうかはよく知らないが、小さなお子ちゃま連れの先客は「羽二重餅」を含めて大量に買い込んでいた。間違いなく日々の暮らしにゆとりがあるのだろう。家、ついて行ってイイですか?行かねぇよ。

松屋長春の店内

純白の生地がメレンゲのようにフワフワの食感の「羽二重餅」は昭和54年に誕生した超人気の看板商品だ。その中にインしている粒あんは全国で最も稀少だと言われる「丹波春日大納言」を使用している。らしい。だって僕、一度も食べていないんだもん。ほぼ20年前にテレビ番組で取り上げられてから異常なくらい大人気となり予約必須の全国レベリーのヒット商品となった。それゆえに僕も電話を掛けた。「羽二重餅を予約したいんですが」「はい、2月の何日ですか?」「いえ、来週の火曜日なので1月6日です」「あぁ、1月は完売ですので2月からとなりますが」「・・・(寝台特急サンライズ出雲のチケットかよ!)」。代わりに買った「羽二重巻」の生地も「羽二重餅」のそれと同じなのでフワフワの食感は楽しめた。だが、その中にインしているのは岡山県産の白小豆だったので必ずや「丹波春日大納言」との併せ技も是非とも味わってみたい。

松屋長春の店内