砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

神原屋の肉桂餅は主役級の草餅の存在が薄れるくらい絶品

以前と言っても江戸時代ではなく1か月前のことだが、世界のアツローが「肉桂餅なら神原屋が一番美味いよ」などとシナモンをこよなく愛すこの僕に言った。彼には数々の問題はあるものの食に関しては一家言をもっている。そこでだ、それを信じて【揖斐川町】へと向かった一昨日の僕は、その日の〆に街道沿いに佇む『神原屋』を訪れた。ふと見上げると「創業明治40年」と金色の文字で書かれていたが、ふと見上げている誕生昭和39年の僕がガラス戸に映っていた。

神原屋

店内に一歩足を踏み入れると想像していたよりはるかに清潔な空間が広がった。決して多すぎて迷うことのない品揃えもいい。ショーケースの上には僕の大好物の「草餅」と「肉桂餅」という2大巨頭が鎮座していた。手書きの値札もいい。僕は1ミリも迷うことなくその2つを買った。それはそうと背後にある年代物の重厚なミニコンポかラジオのような箱状の物体が気になった。

草餅と肉桂餅

その他にはアーモンドのタルトや「ガトープルポ」なるカタカナの洋菓子なども並んでいたが、ここは和菓子一択で攻めてもらったほうが老舗感がより増すので無責任な僕的にはありがたい。案の定、我慢できずに帰り道に「草餅」だけ食っちまった。素晴らしい味わいっぷりだったが、自宅に帰るや否や頬張った「肉桂餅」はそれを2メートルも凌駕した。舌の先で感じる独特かつ爽やかなシナモンの風味と滋味に富んだ粒あんが絶妙だった。これなら20個は余裕でいける。

神原屋の店内

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