砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

鬼まんじゅうで人々を喜ばせてきた浪花堂が幕を下ろす日

長州力の滑舌どころではない筆舌に尽くし難いほどの悲しいお知らせです。岐阜市真砂町にある老舗の和菓子屋『浪花堂』が昨日、11月30日をもって80有余年の幕を閉じました。甘党の僕としては本当に残念です。『大龍寺』の絶景を眺めるために【粟野】を散策した昨日の僕は、その帰りに『浪花堂』に立ち寄って名物の「鬼まんじゅう」を大人買いして自分の部屋で悠久の歴史に思いを馳せようと目論んでいた。それがあーた、大人買いどころか訪ねてみれば、並んでいた3人の先客から「今日は予約の分だけですって・・・」と残念そうな声が漏れていた。へ?恐る恐る僕も女将さんっぽい女性に「きょ、今日は予約の分だけ・・・」「はい、すみません」とのこと。オぅマイガ~ッド!あ~んどアンビリーバボぉーうぃずガッテム!ま、しゃーない。長い間、本当にお疲れさまでした。ほら、ご覧。記念に収めたものの背景に映る柳ヶ瀬の新たなランドマークとして登場して間もない『柳ケ瀬グラッスル35』との罪なき対比が妙に切ない。

浪花堂

みわ屋 岐阜高島屋店で先端恐怖症の人生について考えた

自暴自棄。この言葉のように希望を失い「俺(私)なんてどうなってもいいんだ」と投げやりになってしまうことは君たちにも頻繁にあるだろう。しかし、僕は赤の他人に槍を投げても自分に向かって槍を投げることはあり得ない。だって、極度の先端恐怖症だから。つまり、投げやりの自暴自棄とは縁遠い哺乳類だ。ところがあーた、自業自得は日常茶飯事さ。ハハハ、バカ野郎。はい、毎晩のように大量の寝汗をかいて睡眠不足のために自分の立ち位置が今ひとつ分からない意味不明の巻頭文はここまでです。そこでだ、気分転換を兼ねて岐阜タカシマヤの11階にある『みわ屋 岐阜高島屋店』で「うな丼」を食べることにした。しかし、そのとき「俺なんて上を食べる資格などない。並でも十分すぎるくらいだ」という明朝体の文字が前頭葉を駆け巡った。そう、この僕でも自暴自棄になることはあったんだ。・・・今まさに、どのようにオチを付けて〆たらいいのか五里霧中の真っ最中。とりあえず今日のところはこのくらいで勘弁しといたる。

みわ屋 岐阜高島屋店のうな丼

みわ屋 岐阜高島屋店の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら goo.gl

地球の歩き方:ジンバブエ編(未定)

先日、稲沢市は祖父江町のファミリーマートで「地球の歩き方」のお菓子と遭遇した僕がいた。おぉ!これは間違いなく素晴らしい。でも、今は荷物になるので帰ったら買おう。ってことで、自宅の近くにあるセブンイレブンで「地球の歩き方のお菓子はないですか?」と女性スタッフに尋ねたら「う~ん、ないと思います・・・」とのこと。よくよく調べたらファミリーマートとのコラボ商品だった。あのときの女性スタッフにお詫び申し上げます。それはそうとイタリア編のティラミス風味のチョコレートも台湾編の杏仁豆腐味のグミも想像以上にデリーシャスで驚いた僕だった。さすが業界をけん引する2大巨頭ですな。個人的にはジンバブエ編もお願いしたい。

地球の歩き方のお菓子

ぎふ町旅シリーズ第165弾@河渡:K君と味わいたい洋食

プチ大都会である岐阜シティの魅力を余すことなく伝えるべく、岐阜市を細分化して町別に紹介する「ぎふ町旅」シリーズ。こんな画期的な企画をタダでやってあげるこの僕をもっと評価してやったらどうなんだ。ってことで、第165弾は河渡だよ。やっぱ君たちには何気に難しかったようだね。これは「ごうど」と読むのでイチイチ念のため。久しぶりに岐阜バスの昼得きっぷの権利を行使して長良川を北へ渡った僕は、最初に『ローソン 岐阜河渡店』で和菓子を買った。その後、ぶらぶらと徘徊していたらいい感じに空腹感が襲って来たので洋食店の『赤れんが』でビールをあおりながらBセットのランチを満喫した。7~8分間で食べ終えた僕は、せっかくの☀なので長良川の河川敷で草餅と最中を食べながら日記を書いて〆た動画はご覧のとおりです。

僕がピチピチのサラリーマン時代には岐阜市鏡島で営んでいた『赤れんが』にオープンと同時に左足から入るつもりが右足から入っちまったぜ。ふ、この僕としたことが。この店では古き良き正統派の洋食が楽しめる。ちなみに、前述のピチピチというのは「若い」という意味ではなく、当時は85キロ前後もあった僕ゆえに「デブ」を表現しているワードなのでイチイチ念のため。

赤れんが

この空間、この光景、この匂い。ジワッと涙が込み上げてくるほど懐かしい・・・。僕、今日が初めてだけど大和田(爆)。ハハハ、この僕のようなステキな一見さんが入っても「ん?どこか懐かしい気がするぞ♪」というベタな郷愁をそそりまくるザ・洋食店だろう。生まれて今日までB型の僕は、お肉のソテー、ハンバーグ、自家製クリームミートコロッケが楽しめるBセットのランチを食べた。うん、いいじゃないか。特にドミグラスソースが秀逸だね。ような気がした。

赤れんがのBセット

帰りのバスの時刻まで1時間以上もあるので大好物の旧中山道をサクッと歩いてみた。河渡宿は54番目だ。東に進めば53番目の加納宿、西へ進めば美江寺宿だ。この後、最初に『ローソン 岐阜河渡店』で買っておいた草餅と最中を美しい長良川を眺めながら汚い河川敷でむさぼった。

河渡宿

[動画内検索タグ]ローソン 岐阜河渡店,赤れんが,河渡宿

赤れんがの僕のレビューとマップ(詳細)はこちら maps.app.goo.gl

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身も心も清まりそうな五十鈴勢語庵の塩ようかんを頬張る

こ、この僕としたことがコロッと忘れちまっていた・・・。5日前に三重県は伊勢市の二見浦でルンルン気分で買った塩ようかんを机の引き出しの奥に入れたままにしておいたことに今さっき気が付いた。旅行から帰ると栄養ドリンクとして「赤福餅」を流し込んだからか「これで今回の和菓子は終わり♪」と勘違いしちまったのだろう。ふ、情けない。甘いもんにかける情熱だけが取り柄のこの僕なのに・・・。ハハハ、僕と一緒に笑った奴はグーで確実にぶっ飛ばす!では、そろそろ本題に入ろう。そんなこんなで5日前の僕は、テレビのローカル番組で知ってすっげぇ気になっていた『五十鈴勢語庵(いすずせいごあん)』をグーグルマップだけを頼りに訪れた。

五十鈴勢語庵

しかし、衝動に駆られてここで買ってしまうと荷物になるため『二見興玉神社』などをゆっくり回ってから買うことにした僕は間違いなく賢明だった。ほぼ1時間後、ちゃんと忘れることなく訪れたらあーた、店舗の正面の扉の調子が悪かったのか東側から入ることになった。まあいい。

五十鈴勢語庵

いい。小さなショーケースが実にいい。創業は大正15年らしいが、その当時は土産物店だったようで現在のような和菓子屋となったのは昭和に入ってからだとか。ま、いかんせん大正時代は15年までだしね。商品の種類は少なく、看板商品である「二見浦 岩戸の塩ようかん」のみに近い状態だろうか。それは、淡水と混じり合った二見神前海岸の海水を汲み、薪と大きな鉄鍋でじっくりと焼き上げられた「岩戸の塩」を用いた塩ようかんです。とのこと。僕は1本買った。

五十鈴勢語庵のショーケース

今さっき2代目が考案した「二見浦 岩戸の塩ようかん」を一口頬張った僕だった。お口の中が一気にソルティー。ほほう、思っていた以上にストロングな塩気じゃねぇか。「人生も和菓子も甘ければ甘いほど素晴らしい」がモットーの僕にはちょっちつらいもんもあるが、これはこれでそれなりに滋味深い甘味だろう。それに冷凍したらさらにいい味をかもし出すような気もした。

二見浦 岩戸の塩ようかん