砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

菓房探訪

鬼まんじゅうで人々を喜ばせてきた浪花堂が幕を下ろす日

長州力の滑舌どころではない筆舌に尽くし難いほどの悲しいお知らせです。岐阜市真砂町にある老舗の和菓子屋『浪花堂』が昨日、11月30日をもって80有余年の幕を閉じました。甘党の僕としては本当に残念です。『大龍寺』の絶景を眺めるために【粟野】を…

身も心も清まりそうな五十鈴勢語庵の塩ようかんを頬張る

こ、この僕としたことがコロッと忘れちまっていた・・・。5日前に三重県は伊勢市の二見浦でルンルン気分で買った塩ようかんを机の引き出しの奥に入れたままにしておいたことに今さっき気が付いた。旅行から帰ると栄養ドリンクとして「赤福餅」を流し込んだ…

新妻聖子が紹介した松月堂の銀杏が入った老舗の味に浸る

川島なお美の体がワインでできているならば、僕の胆石は銀杏でできている。んなわきゃない。それ以前にバカ。それはそうと歯石が銀杏だったらキョーレツな口臭だろう。それ以後もバカ。とにかく僕は銀杏が好きだ。それがために銀杏の聖地である愛知県は稲沢…

戦前から続く老舗の四代目曰く「餅文を語るならおはぎ」

「ねぇ、どうして鬼まんじゅうって言うの?」「うん、鬼の主食だからだよ」。そんな建設的な会話を楽しんだことはどこのどいつにでもあるだろう。ところで気分転換を兼ねて【七軒町】を散策した昨日の僕は、その帰りに【金園町】の際に杉山家御用達の和菓子…

うだつの上がる町並みの時代軒菓舗のうだつの町のサブレ

「目の字通り」とはよく言ったものでグーグルマップを真上から見ると「目」の字になっている「うだつの上がる町並み」の中に佇む『時代軒菓舗』を昨日の正午に訪れた僕がいた。ほほう、平日の真っ昼間だからだろうかほぼほぼ観光客もいなかったので静かな路…

創業200年を超える伝統の味を頬張るたけやまんじゅう

呼吸するのを忘れるくらい荘厳で雅な国宝と清らかな重要文化財がてんこ盛りの三重県は津市の一身田(いしんでん)にある専修寺(せんじゅじ)を隅から隅まで満喫しまくった昨日の僕は、当初の計画どおり『たけや』を厳かな気持ちで訪れた。いや、もうこれは…

高山本線の列車内で頬張るみのかも金蝶堂のあんドレーヌ

青空の下、旧中山道の太田宿界隈を西へ東へ散策しながら地中海料理や現役の消防士たちが営むクラフトビールや大正時代の庁舎のようなレトロっぽい佇まいのカフェを満喫した昨日の僕は、いつものように旅先での和菓子屋探訪に精を出しまくった。それが『みの…

一宮市の開明にあるふくやの栗三昧の上生菓子は秋の使者

この僕が好き勝手に「和菓子の師匠、または若頭」と呼んでいる【今沢町】の際に大変お世話になった強面のマスターに「ここら界隈では『ふくや』の上生菓子が最高ですね」と面と向かって教えを受けてから早1年と2か月が経っちまった。グーグルマップの「行…

粟野東にある浪花堂の栗粉餅を食べながら創業年をググる

全国的な現象かどうかは知らないが、この時季になると岐阜の和菓子屋の店頭は栗一色ですな。ギリギリ秋晴れの粟野東界隈を散策した昨日の僕は、とっくに定番となっている和菓子屋探訪を楽しんだ。ちなみに、栗だけに「栗野」ではなく「粟野(あわの)」なの…

元祖 堅ボーロ本舗の堅ボーロと悠久の歴史を噛みしめる

イタリア語で「美味しい」を意味する言葉は「ボーノ」。ポルトガル語で「小さな球状の焼き菓子」を意味する言葉は「ボーロ」。ココ、姑息な引っ掛け問題として次の中間テストに出るかも知れないよ。出ねぇよ。2日前に滋賀県は米原市界隈を散策した僕は、当…

亀屋菓子舗 長良店の季節の上生菓子を五感で味わう悦び

え?自動車の免許証ってブルーのもあるの?ゴールドばっかじゃないの?へぇ、そうなんだぁ。そんな上から目線のひとときを謳歌した昨日の僕は、さらに排他的な気分を高揚させるべく岐阜運転者講習センターにほど近い『亀屋菓子舗 長良店』を訪れた。このよう…

夢菓房 童庵 本店の滴り落ちる玉妙滴と藤堂高虎の出世餅

思い起こせば2日前、誰にも何も言われていないのに勝手に自分に課した視察という大義名分の下、愛知県は豊橋市にある水上ビル商店街を駆け抜けた僕がいた。あー、自力で思い出すことができて本当によかった。これが3日前の出来事だったらビミョーだろう。…

与志屋老舗の塩大福と枝豆餅を買うも志ら玉餅はまた来年

滅多に見せない秘めたるパワーで土砂降りをピーカンの青空に変えた昨日の僕は、貴重な人生の中の20分間を費やして汗だくになりながら映画『復活の日』の草刈正雄よろしく歩いたものの昼飲み目的の『飯・酒場コマメヤ』は開いていなかった。そう、臨時休業…

九利持蔵と栗万頭を頬張りながら和菓子屋について考える

最高気温が39℃という「できることなら教えてほしくないし知りたくもない」と本気で願うくらい理不尽かつ殺人的な悪しき環境の多治見駅界隈を歩いたのは昨日の僕だった。ほぼ命がけでハンバーグを食ったりスタバでフラペチーノをすすったりしながら生き長ら…