今月もまだ半ば前だというのに財布の中には福澤諭吉先生の姿が見当たらなくなった。隠れていないで出てきてほしい。そこでだ、できるだけ支出を抑えつつ陰鬱な気分を吹き飛ばそうと川原町まで出掛けた。
光合成を楽しむには絶好のサンバーン日和だったが、厄介なシミが怖いのでうつむきながら歩いた。
まばゆいばかりの山と川を丁寧に咀嚼しながら長良橋を北へ渡った。そして、たどり着いたのは『長良川観光ホテル 石金』が無料で提供している足湯だ。
どう見えるか知らないが、こう見えてもこの僕は周りからどう思われようと必要以上に時間を費やした。今のところ支出は0円だ。
しかし、それがために過剰なまでに糖分を補給したくなった僕は『ブルドンネ』に入っちまっただよ。
結局、それなりのケーキセットを食べた。今月が2月だったら残りの日数も少ないのだがまあいい。