この週末にも葉桜になるだろうから久方振りに近くて遠い名古屋城を訪れた。
これがベストビューポイントだろう。重厚且つ荘厳な姿態が眩しいくらいだった。
西北隅櫓。三重三階の立派な櫓だが、ここには人の気配がまったくなかった。
石垣が実に素晴らしく、ジッと眺めていたら時間が過ぎるのを忘れてしまった。
保存工事中の西南隅櫓。すぐ後ろにいた老婆の声高に苛立ったが我慢した。
これもまた重要文化財の東南隅櫓。デジカメをズームして隅々まで観察した。
天守前でパノラマ映像を撮影したが記念撮影中の老婆まで収まってしまった。
快晴とはいえ、シャツが汗で重くなるくらいの初夏を実感させる数時間だった。
一歩足を踏み入れたらヒヤッと涼しい天守の地階をそれとなく動画に収めた。
5階の展望室からの眺めだが、ここまで登っただけでゼエゼエと息が切れた。
こうした画像もこの工事が終わってしまえば貴重となるので1枚撮っておいた。
名古屋城を後にし、レトロな円頓寺商店街近くの四間道(しけみち)を歩いた。
名駅から歩いて10分の場所なのに風情があっていい。しかし、まったく宣伝も街ぐるみのPR活動もされていないので精彩の欠片も感じない、もったいない。
その途中にある右近で松花堂弁当を食べたが、値段の割には今一つだった。
「日本100名城」の中の44番。とても見足りないのでもっと頻繁に訪れたい。