砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1323滴:社長が犯したその理由

中2のとき夏休みの自由研究が全国紙に載ったので大場久美子に似ている 東京の女子中学生から手紙をもらった@好き勝手なことを書いた杉山です。

ちなみに、弘道君は「僕はスチール・ギターが得意なんだ」と書きました。

ですから、久美子は「今度、そっちに行くから聴かせてね」と返しました。

さぁ、そんなウソばっか書いたためにせっかくの申し出を泣く泣く断った ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■あるちょっとした知り合いの男性が、

社長を辞任しました。正確に言えば、 悪いことをしたので辞めただけです。

■悪いことをしたら取締役では居られなくなるのです。

そんなことが六法全書の商法の中に書いてあります。 でも、強盗や恐喝よりも商法違反の方が重いのです。

■そうです!商法ではちょっとした強盗や恐喝よりも、

株のインサイダー取引をした方がズッと重いのです。 ちなみに、数年前の知識なので違うかも知れません。

■その社長は、証券取引法の違反をしました。

簡単に言えば、株のインサイダー取引です。 残念です。本当に惜しい人を亡くしました。

■とりあえず、まだ元気なうちにいろいろ聴こうと思いました。

社長に「なんでインサイダーなんかやったの?」と訊ねたら、 笑って「余裕があったからだね」と思わせぶりに答えました。

■社長曰く、銀行強盗や恐喝をする奴は切羽詰まった奴で、

証券取引法違反などの商法に背く奴は余裕がある奴です。 両方ともよくないけど恐喝の方がまだ可愛いらしいです。

■と、その社長が言っただけで私は一切、関係ありません。

そのまま普通に仕事をやっていれば食っていけたのです。 ところが、ちょっと余裕ができたために色気が出ました。

■そう、明日食う米もない切羽詰まった奴と、

余裕ができた奴とは同じ道を辿るようです。 いかに普通でそこに居られるかが肝心です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

当然、犯罪はよくありません。でも、 そこに至までの理由があるはずです。

安いバクチで無一文になった奴は、 銀行強盗や恐喝をやろうとします。

インサイダー取引に手を出す奴は、 目の前のお金を増やそうとします。

切羽詰まった無一文も余裕こいた小銭持ちも、 同じ道を真っ直ぐに突き進んでいるはずです。

両者とも100%箍(たが)が緩んでいます。 +10のときも-10のときも必ず緩みます。

人生、どんなときでも±0しかあり得ません。

そのときこそ「普通」で居られるのだと確信しています。

この世の通貨は、あの世では1リラの価値もありません。 食う米がない奴も余裕こいている奴も確実に狂ってます。

どこかで箍が緩まない限り普通に生きていけるはずです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━