11時33分発のひかり468号に乗り、13時ちょうどにJR熱海駅に到着した。
一週間前の天気予報では雨だったが、そこは晴れ男。まったく快晴となった。
賑やかな平和通り商店街を歩いた。とにかく温泉饅頭ばかりが目立っていた。
いきなり口の中が糖分で満たされるのもなんなので、まずは練り物を食べた。
その後、すぐ隣のぬれおかき店の香ばしい醤油の香りにつられて立ち寄った。
ごまか赤しそか迷った挙句、後者のぬれおかきを買って9秒で食べ尽くした。
やっと糖分の受け入れ態勢が整ったので杉養蜂園のはちみつソフトクリームを思いっ切りバキュームした。そこらのソフトクリームのほうが美味しいと思った。
通りの真ん中にある福福の湯(手湯)で醤油と糖分を徹底的にに洗い流した。
裏の筋には仲見世通り商店街があったが、パッとしなかったので素通りした。
満腹中枢が確実に嫌気をさしたので、10分ほど歩いて熱海銀座まで行った。
だが「どこが銀座だ?」と思うほど閑散としていた。ロマンス座は昔の映画館。
ときわぎは大正創業の和菓子屋。京都の宮大工の手による店舗は立派だが「いらっしゃいませ」の1つもなかったので何も買わずに電光石火で店を出た。
熱海駅前に戻り、家康の湯(足湯)を5分ほど愉しんだ。間歇泉が吹き出した。
チェックインの時間も過ぎたのでタクシーで熱海倶楽部迎賓館へと向かった。
部屋には源泉かけ流しの半露天風呂があった。皮がふやけるほど浸かった。
午後5時30分。ちょっと早かったが夕食を取った。先付けから数えて11品目。
〆は、温かい白玉ぜんざいだった。このときすでに吐きそうなほど満腹だった。
満腹になると決まって凶暴になるため別館にある部屋に戻って湯に浸かった。