砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

心拍数がべらぼうに上がった山頂に聳える岩村城(岐阜県恵那市)

同じ岐阜県なのに一度も乗ったことがなかった明知鉄道で岩村へと向かった。ここまでの趣は要らないと思うくらいレトロのさらに前のアンティークだった。

明知鉄道岩村駅

重要伝統的建造物群保存地区に指定されている古い街並みを一人、歩いた。

古い街並み

今回の目的は当然、岩村城。再建された太鼓櫓と表御門が迎えてくれた。

藩主邸

本丸に続く勾配のある山道を購買部が大好きだった弘道がひたすら登った。

岩村城

日本一高い地に築かれた山城だけあり、一気呵成に登ろうと無闇矢鱈に張り切ったら吐きそうになった。47年間も働き詰めの心臓が一瞬、悲鳴を上げた。

岩村城

本丸の六段の石垣はとても有名であり、岩村城を代表する景観のひとつだ。

岩村城本丸

やっと呼吸も整ってきた。ちなみに日本三大山城とは、岩村城、高取城、備中松山城のことを言う。賢人であるならば、常識の範囲として覚えておくことだ。

岩村城

遠い紅葉が美しかった。紅葉といえば、最近では尾崎紅葉よりも山村紅葉を思い浮かべてしまう。まず間違いなく2時間サスペンスドラマの観過ぎだろう。

岩村城

ふと岩村を訪れてから何も飲み食いしていない現実に気づき、指定文化財の勝川家の中で営んでいる蕎麦屋ゆいに入った。

蕎麦屋ゆい

温かい天ぷらそばを注文した。風と雨で冷えた体にはまったくうれしかったので汁まで飲み干したかったが若干、塩分が気になったのでここはグッと堪えた。

天ぷらそば