砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

ビジネス・ハードボイルドな栞(しおり)

すでに湯上りの色男。計画的に西側にある棚の「備品」と書かれた透明のケースを開けるや否や大量の「ビジネス・ハードボイルドな栞(ブックマーカー)」が出てきた。たしか500枚ほど作ったはずだが、ザクッと見たところ94枚は残っていた。黒いハットは娘たちが中学生の頃に被っていたもので右横にはリボンが付いていた。ふ、それが写らぬよう撮影するのにちょっぴり苦労したものだ。サングラスは梅林公園に展示してある蒸気機関車の近くに落ちていたものだ。プチ占有離脱物横領罪ってやつだ。いいかい、マジで。エコが大嫌いだと言いながら、ここまで見事に徹底したリサイクラーは僕くらいなものだろう。そして、真夏にステンカラーのコートを身にまとっている黒ずくめの変わり者も僕とブラック・ジャックくらいなものだろう。腐るほど思い出が詰まっているので捨てることなく、拒む愚か者にも配りまくってジ・エンドとしよう。

ビジネス・ハードボイルドな栞(しおり)