砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

アブラゼミと土佐の清水さば漁師漬け茶漬け

土佐の清水さば茶漬けを食べていたら、1匹のアブラゼミが窓枠にとまった。いや、落下したというべきか。腹を上にして6本の足を小さく動かしながら最後の力を振り絞っているようにも見えた。地上では、たった一週間の命だ。「もっと生きたかったろうね」「一回くらい合コンしたかったね」と話しかけるとアブラゼミが「いいよ、もう十分生きたよ」と笑みを浮かべながら答えるわけないだろ。どんな笑顔なんだよ。それにアブラゼミが日本語を話せるのかよ。アニメ『ワンピース』だってそうだ。世界中の海だけでなく、空島や海底にいるバケモノたちまでみんな日本語を話しやがる。それなのに楽天やユニクロが社内英語を推進するのはなぜなんだ?むしろ正しい日本語を見つめ直すときではないだろうか。君たちもそうは思わないか。扇風機に向かって「アアアアア」とビブラートを楽しむ暇などない。もっと問題意識を持って毎日を真剣に生きて渡辺美奈代。1匹のアブラゼミの死をムダにしないためにも。