砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

チリは何メートルも積もったところで所詮、チリ

瀕死の岐阜柳ヶ瀬商店街について語ろう。まず商店街という発想は「昭和の汚物」だよ。車も少ない白黒テレビの時代に繁栄したものが今の時代にそのまま成り立つわけがない。そもそも強者と強者が競い合えばより強くなるが、弱者と弱者が寄り添い合ったところでそれまで以上に弱くなるだけだ。行政の発想が間違っているのは街づくりをやろうとしていること。それではオセロと同じで、すべて黒か白のどちらかに統一しなければと考えてしまう。しかし、それは絶対に無理ぴょん。必要なのは「個」の発想。つまり、囲碁の地取りのように強い店を点在させることだ。そのエリア内に弱い店があっても強い店がカバーしてくれる。囲碁はオセロとは異なり地を大きく囲んだほうが勝ちとなる。すべての店を良くすることなど無理。が、強い店を作ったり誘致することくらいは行政にもできる。要は、街づくりではなく店づくりに注力すれば、ほぼご臨終の柳ヶ瀬商店街でも活路はあるだろう。