砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

やられたらやり返すのは復讐ではなく誠意です

40歳の頃にプチ同窓会があったんだよ。ハハハ、この僕にもピチピチの40歳の頃があったのさ。そのとき「○○ちゃん、ド久しぶり」と僕が言ったら「お前、誰やった?」と半笑いの○○ちゃん。ちなみに、○○ちゃんは男です。へ?あれ?冗談かな?と思いきや、そのまま背を向けて他の連中と満面の笑みで話していやがった。当時の僕はサラリーマンで○○ちゃんは東京を拠点にプチ成功した起業家だった。ちなみに、学生時代は仲が良くて20年の歳月が流れても忘れっこない間柄だった。ま、そこに座って俺の話を聞いてくれ。つい先日、我が家の固定電話が鳴ったので受話器を取ったらその○○ちゃんからだったんだ。ちょっと前に会社がコケたことは風のたよりで知っていた僕ゆえに「何かしら頼ってきたのかも?」と思った。ちなみに「風のうわさ」は×で「風のたより」が◎だ。そこで僕は「お前、誰やった?」と返した。誤解しないでほしい。これは決して復讐じゃないんだ。ある事をされて嫌な思いをした人間が、立場が変わってそいつに同じ事をしたらそいつと同じ種類の人間になっちまうと言う連中がいるが、それは違う。断腸の思いで気付かせてあげる誠意なんだお。かかりつけの病院のイメージキャラのコジクリ君が「君は正しいよ」と優しく微笑みかけてくれた。

コジクリ君