砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

信長の金平糖(こんふぇいと)

ほら、ご覧。「こんふぇいと」だよ。リピート・アフター・ミー、カモン!・・・。ノンノンノン、笑っちゃうくらい発音がいけませんことよ by フランソワーズ・モレシャン風。「コンペイトー」ではなく「こんふぇいと」だお。大河ドラマ『どうする家康』を見ていたらどうしても味わってみたくなったので電光石火でネットで注文したというわけさ。1569年、京都の二条城にて宣教師のルイス・フロイスが織田信長に手土産として献上したと文献に残っている、らしい。語源は「砂糖菓子」を意味するポルトガル語の「コンフェイト(confeito)」なんだ。いいかい、マジで。この「信長の金平糖」は送料込みで1772円もしやがった。当然、安土桃山時代の在庫であるはずもなく復刻版だが、本当にこれがその当時の味だったかどうかは当の信長に聞いてみなければ分からない。ま、そりゃそうだ。

信長の金平糖

アニスという植物の種を煎るとそれに蜜掛けをして直径約1センチのクルミのようなボコボコの形状になれば完成する、らしい。そこでだ、ボーっと眺めていても味は伝わってこないのでさっそく3粒ほど食べてみた。う~ん、まるで台湾で食った茶菓子のような地味だが滋味深い味わいだ。思わず「こんふぇいと」と漏らしてしまった。しばし悠久の歴史に思いを馳せた僕がいた。

信長の金平糖