砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

日帰り旅シリーズ第54弾@米原:苔と肉と麦に癒されて

この夏、最後の1回分となった青春18きっぷの権利を行使して訪れたのは片道860円の米原駅だった坂本(泣)。は、はっぴゃくろくじゅうえん?ま、名古屋に行くことを思えばはるかにマシだろう。しかしだ、そうは言っても内容は素晴らしく濃厚だった。一面に生える見事な苔が旅情を凌駕した風情をかもし出す『青岸寺庭園』に癒された僕は、青岸寺内にある『喫茶去』で供される「抹茶ガトーショコラ」を熱い珈琲で味わいながら引き続き目の前に広がる抹茶色の風景を堪能した。いい。充足した気分のままイタリアンバルの『FUKUMOTO BROS』を訪れるとカウンター席の片隅で「おおきなおおきなメンチカツランチ」を食べながら「言うほど大きくないじゃん」とつぶやいた。その後、せっかくなので長浜へと向かった僕は『長濱浪漫ビール』で飲んで食って日記を書いて〆た動画はご覧のとおりです。

高い木々に囲まれた薄暗い境内に一歩足を踏み入れるや否や、凛とした空気と涼しい風と最期を悟ったかのようなセミたちの声に圧倒された。『青岸寺』だ。JR米原駅から徒歩8分の場所にこのようなすっげぇ癒される場所が存在することは誠に素晴らしい。僕は浅い深呼吸を試みた。

青岸寺

鐘を鳴らして300円の拝観料を支払うと僕の貸し切り状態で見事な庭園を味わうように丁寧に見て触れて回った。そして、庭園の高台にある『六湛庵』で一人きり座禅を組む姿で瞑想した。僕の近くを飛び回る1匹のハチが耳障りで集中できなかった。僕もまだまだ修行が足りませぬ。

青岸寺庭園

『青岸寺』ではありがたいことに茶寮の『喫茶去』にて庭園を眺めながらスイーツやドリンクを楽しむことができる。僕は口の中の「抹茶ガトーショコラ」を熱い珈琲で少しずつ溶かしながら目の前で繰り広げられるファンタジーの世界に酔い痴れた。赤の秋や白の冬にも訪れてみたい。

喫茶去の抹茶ガトーショコラセット

ほんのちょっとだけれど腰痛も緩和したような気になった僕は、JR米原駅の東口から西口へと抜けるとイタリアンバルの『FUKUMOTO BROS』にオープンと同時に1番で左足から入った。

FUKUMOTO BROS

まずは瓶ビールを。続いて数種類あるランチメニューの中から1650円の「おおきなおおきなメンチカツランチ」を明るく元気にオーダーしたが、それを商品名にするほど大きくはなかったそんな気がした僕がいた。結果、自らハードルを上げることの恐ろしさを思い知った僕もいた。この直後に大好物の長浜へと向かうとクラフトビールが楽しめる『長濱浪漫ビール』でサクッと飲んで食ったものの解放感に浸りすぎて写真を撮るのをコロッと忘れちまった僕ってステキだ。

おおきなおおきなメンチカツランチ

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青岸寺の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら

YouTube【砂漠に水】https://www.youtube.com/@sabakunimizu