鬼門の大垣から無味乾燥の米原へと向かう列車の中で左隣に座った若い女性がリュックを抱えながらスヤスヤと眠っている姿を垣間見た僕は「よかった。僕って臭くないんだね」とすっげぇ安心した。そのときコクリコクリと彼女の頭がこちらにもたれかかりそうに…
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