砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0133滴:見下ろせば眼下に果実

名古屋に向う電車の中で、向いの席の見知らぬ女性が“私は、安藤くみこ だからアンクミね”って隣の友達に話していたので、私が“アンキモ…” って呟くと、どうやら聞こえたらしい@名古屋までが長かった..杉山です。

寝たふりって、まぶたがピクピクして、とっても辛いものなのね。それに 口元が自然に緩んで、ニヤッと笑ってしまうそんな自分が、さらに悲しい。

さぁ、そんな浜田省吾のハマショーに対抗してスギヒロって一人で言いま くっても誰も相手にはしてくれなかった学生時代はとっくの昔ってハナシ はバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■寝たふりで疲れたこんな私は、JR名古屋駅の構内にある 高島屋前のエスカレーターの2階で、眼下を見下ろします。

かなりの数の人たちが、行き交います。

■そう、考えるんです。

この数万人の人たちそれぞれが、一人につき 100円づつを 私のジャパンネット銀行の口座に振り込んでくれる方法を。

■考えるだけなら、原価は0。

でも、得る利益は、数千万円なんです。 脳ミソに汗を掻き、徹底的に考えます。

■眼下の群集に問いかけます。

“お前ら、俺に何をして欲しいんだ?” “どうしたら、俺の口座に喜んで 100円を振り込んでくれる?” ってね。

■そうやって、2~3時間を考えて過ごします。

ときどき疲れたら、南天のど飴を舐めながら、 脳ミソにブドウ糖を補給します。そして、 発想に行き詰まると、眼下の女性を目で殺す。

そうやって地道に視力も鍛えています。

■これだけが、仕事なんです。

考えて考えて考えて、その結果出来上がった方法を 具現化するのは、作業です。だから、仕事は辛く、 作業は楽しく感じます。だから、そんなものです。

■実利と金利は、まったく違います。

相手のミッションで、 100円を振り込ませるのは 実利で、自分への大いなる対価であり、報酬です。

■それに比べて金利は転がるだけなんです。

それは、飽くまでも副産物であり、それを 中心に考えることは、とっても寂しいです。

■でも、世の中に溢れる多くのノウハウ本は、金利です。

私から見れば、マルチ商法となんら変わりません。 そんなものは、何もできなくて首を吊るしかない、 そんなときの苦肉の策でのみ、オススメしてます。

要は、死ぬくらいだったらやってみな、という程度のものだ、 ってことです。

■ヒントは、眼下に無限に転がっています。

悪魔に魂を売る前に、考えるこった。今、 握っているマウスを鉛筆に変えて、紙に 書きまくるんです。真っ黒になるほどね。

■そして私は、一日に30分間は、ジャパンネットの 自分の口座のページを、ジッと見ています。

ジッ~とではなくジッとです。考えて考えて、 そして考え疲れて眠る前に、そう、祈るんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

先日、『まぐまぐメルマガ大賞2004』に見事、 【企業・ビジネス部門ならびに新人賞部門】の 2部門にノミネートされました。

そう、澄み渡る岐阜の青い空から 今後ともせいぜいよろしくお願い申し上げます。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━