名古屋の地下鉄で人を感知して動くエスカレーターに乗ろうと思った私は、 私一人のために動かしては申し訳ないと思った@3分ほど待った杉山です。
ちなみに、いくら暑くても私一人の部屋では絶対にエアコンを点けません。
ですから、地球の温暖化を考えた行動ではなくて単なるケチだと思います。
さぁ、そんなエスカレーターを早く止めたくて一段飛ばしで駆け上がった ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■私がとっても大好きな将棋の羽生善治さんが、
定跡ではもう差がつかないと言っていました。 ハイレベルな世界では差がつきにくいんです。
■ライバルのレベルが低い世界ならば容易に差がつきますが、
いつまでもレベルが低いままの世界などそうはありません。 戦略や発想で差をつけることは次第に難しくなってきます。
■そこで羽生さんは「将棋以外のことで差をつける」と言っていました。
例えば、運動をしたり趣味に没頭したりして気を整えるのがそれです。 しかし、私は相手に差をつけるためには足元を見ればいいと思います。
■お客さんを青い柿に例えた場合、
みんな熟すまでジッと待ちます。 そして、その下で手を広げます。
■頭のいい人は熟した柿の下で大きく手を広げます。
もっと頭のいい人は木を軽く揺さぶったりします。 要は、ハイレベルな人の行動はほとんど同じです。
■でも、自分の手の中に落ちなかった柿には目もくれません。
自分の視界から外れた柿はそこら中に落ちたままなんです。 きっとハイレベルな人たちは頭の上しか見ていないんです。
■落ちた柿を拾えばいいのに。
戦略や発想に傾き過ぎると、 自分の頭の上しか見ません。
■だから、頭のいいライバルたちに少しでも差をつけたいなら、
ジッと自分の足元を見つめるだけで確実に差はつくはずです。 手の中に落ちた柿と地面に落ちた柿の味はほとんど同じです。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
ライバルのレベルが低い世界で生き残ることは簡単ですが、 しばらくするとライバルのレベルは必ず高くなるはずです。
じゃなければ、その世界自体がおそらく消滅します。 レベルが低いままで生き残れる世界などありません。
面白いもので、計画とか戦略を考えれば考えるほど、 基本的に自分の頭よりも遙か上の方を向くはずです。
頭がいいというか戦略が好きな人は、 自分の足元なんかほとんど見ません。
落ちているものになど価値をまったく見出していません。 でも、私はハイレベルな人たちの中で戦うのが嫌なので、
足元に落ちているものにしか価値をまったく感じません。 二番煎じ&三番煎じで大いに結構だと私は思っています。
莫大な利益を生み出したい人なら木を揺さぶるべきですが、 小さな利益で満足し切れる人なら三番煎じでまず十分です。
生み出し続けることよりも拾い続ける方が長く続きます。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━