砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1862滴:1%以下の成果は所詮、ゴミ

人の心は弱いというか、揺れやすいというか、ぶれやすいというか。 このご時世だからこそかも知れませんが、至極いい加減なものです。

私の遠い知り合い(2~3回メールを交わしただけ)に、 関東エリアで中高級料理店を営んでいる男性がいます。

彼曰く「ツイッター経由で売上が25万円も上がった」と。

これを新しい営業ツールとしてさらに伸ばして行きたいと、 獲物を追いかけるイノシシのようにモーレツに意気込んでいます。

ところでこのお店の年商と言えば、8000万円です。 では、この新たな売上は全体の何%なのでしょうか?

0.31%ですね。たったの1%にもなっていません。

新しいことをやれば、売上なんて一時的に上がるに決まっています。

問題は、それが恒常的に伸び続け、それを柱にできるかどうかです。

答えは、まったくお話になりませんよね。

もっと言えば、そんなことをやっている暇があるのなら、 現状のやり方を見直したほうが将来の売上は確実に安定するはずです。

0から25万円を生み出した喜びと感動には凄いエネルギーがありますが、 所詮、0.31%。従業員1人の1ヶ月分の給料にもなりません。

数字のトリックと世間のあおりと自分の心の弱さに負けてはNGです。

┃一┃筆┃後┃記┃───────────────────

例えば、サイトやブログやミクシィやツイッターによって、 知名度が上がりました。ブランド価値が上がりましたと言う場合でも、

それだけで上がったのか!?と私は懐疑的になります。

名刺にアドレス入れてるだろ? 折込チラシを撒いただろ? 毎月の維持管理費がかかるだろ? もっと言えば、それに携わる人件費が大変だろ?

それだけで上がったなら素晴らしいと絶賛しますが、 それ以上の経費や手間がかかってやいやしませんか?

だから、それによる成果が1%以下であるならば、 それ以上続けないほうが将来のためではないかと私は思う。

どう考えても、99%の部分をちゃんと見直したほうが 柱は強くなるに決まっています。1%以下は所詮、ゴミ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━