春先の花粉と真夏の徹夜踊りさえなければ、せいぜい2~3年くらいだったら住んでみたいと思う大好きな郡上八幡へ車で向かった。
吉田川に架かる橋の上から撮影した郡上八幡城。すこぶる快晴だった。
決して大したことはないと知りつつも、定番の宗祇水まで活字で「ぶらぶら」と書けるくらい無気力及び脱力系な観光態度でぶらぶらと怠慢に歩いた。
大きな土産物売り場にあった極めて美味しそうな食品サンプルだが、これが作り物とは分かっていても、本気でかじりたくなるほど見事な出来栄えだった。
しかし、これは本物の鰻。美濃錦のうなぎ丼は偏差値52レベルだった。
城への登り口にある山内一豊と千代の像。その背後には天守が垣間見えた。
その天守へと続く The Long & Winding Road を15分ほど掛けて登った。
大垣城を参考に造られたこの模擬天守は、全国的にも珍しい木造である。
天守最上階からの美しい眺めだが、郡上八幡を舞台にしたサスペンスドラマのほとんどはこのシーンから始まる。眼下の城下町で誰かが殺されるんだ。