冬季の「青春18きっぷ」は、12月10日~1月10日までと使用期間が短い。3時間ほど鈍行に揺られ静岡に到着した。JR静岡駅から駿府城まで歩いた。
観光案内所の女性は「11分で着ける」と言ったが、13分も掛かってしまった。
「なぜなのだろうか?」と少し悩んだが、荘厳な東御門を観て気を取り直した。
櫓門北面の2本の梁が笑うくらい太かったので口をあんぐり開けて眺めていた。
巽櫓に駿府城の模型があった。焼失していなければこのような勇姿とのこと。
駿府公園には多くの若者がいたが、その95%以上はサッカーをやっていた。
アウトドアが苦手なため、静岡県に生まれなくて助かったと胸を撫で下ろした。
家康公の駿府城を後に、電車に揺られてウトウトしていたら「か」という駅名が垣間見えたので飛び降りた。掛川駅に降りたつもりだったが、金谷駅だった。
針の穴を通すような緻密な計画から遅れること28分5秒、掛川城を見上げた。
天守最上階から掛川城御殿を見下ろした。男性スタッフと8分くらい談笑した。
現存している御殿は全国にたった4つしかないというから驚きの掛川城御殿。
貸し切り状態だったので畳の真ん中でしばし座っていた。いい時間の流れだった。
ただ、残念なことに2人のスタッフの雑談声が静寂の中で異様に響き渡った。
畳の上から天守を見上げて記念の一枚。思い出づくりにガラケーでも撮影した。