砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

腐っても赤福

朝食はどら焼き。それで思い出したが以前、和菓子屋を始めたいという若者から商品について相談を受けたことがある。たしか報酬は栗蒸し羊かんだった。ふざけてるよね?そこで「1品だけでいい」とアドバイスした。京都や江戸の老舗処では売れ筋1品で全体の売上の6割近くを占めている。ま、数字は私の勘だ。でも、そんなもんだろう。赤福はもっと凄い。新参者と老舗とでは違うとバカは言うが、客からすればそんなことどーでもいいことだし、老舗のように看板だけ古く見せれば済む話だ。当然、商品点数が多い店はロスや手間も多く利益は薄い。薄利多売は大手しか無理だ。新規参入するなら必ず1品勝負で、脇役としてそこらの店にも売っている定番商品を並べればいい。私はキャンディーズの中ではランが好きだったが、ランが伊藤蘭という一人の歌手だったらどうだっただろう。スーとミキの真ん中にいたからこそ中3の僕はランを選択しただけだと思う。要は、すべて見せ方だ。客は味など絶対に分からん。