砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

歩み寄れない、分かち合えない、理解も納得もできない2人の違和感

掛かり付けの眼科で定期的に白内障のチェックを行っているが、今回もまた根性で視力がアップしてしまった。いいかげん、もうちょびっと悪くならないと「まだもったいない♪」とか言われて手術に至らないんだよね。ってことで、この眼科のことではないが、よくある医者と患者のやり取りを例に「歩み寄れない2人の違和感」について語ろう。例えば、患者が「フツー(正常)じゃないです」と訴えても医者は「でもねぇ、異常はありませんよ」と答える。つまり我々のような哺乳類からすれば絶好調な状態が正常なのに医者からすれば異常でなければ正常ということになる。う~ん、この差は大きいねぇ。いくら「痛い痛い」と泣き叫んだところで何も異常がなければ正常なんだから。でも、それぞれの立場からすれば、どっちも正しいんだよね。この異様&微妙な距離と空間は医者と患者の立ち位置に限らず、一般社会でも牛乳が腐るほどある。このような状況下に置かれたとき、お互いが「全然分かっちゃいねぇ」と相手方を責め立てるが、これはしゃーないことだと割り切ることでしか先には進めない。歩み寄れない、分かち合えない、理解も納得もできないのが群れを成す人間社会。だから、何事もあきらめが肝心。そこでこの違和感だが、他人同士より身内同士のほうが露骨なの。

眼科クリニック