砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

人生の引き出し:限りなく浅い知識でひとつでも多く数を稼げ

「奏功(そうこう)」とは目標どおりの成果が上がるという意味だが「奏功する」や「功を奏する」という具合に使うため「功奏する」や「奏を功する」などとゴッチャになって結局、使わずに終わる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。だからと言って、53年間の人生の中でこの言葉を使えずに困ったことなど一度もない。人生、難しいことは徹底的に避けて通ろう。そこでだ、妙齢の女性から「ブログの書き方が分かりません」という質問があった。ワードプレスの場合はね、ログインパスでダッシュボード(管理画面)に入って新規追加ボタンを押して日本語で書いていくんだよ。万年筆や鉛筆ではなくキーボードやスマホを使って書くんだよ。え?そーいう意味じゃないの?それは失敬。あなたが何かの専門家であれば、その深い知識に特化したものを書き綴ればいいが、ほとんどの者はそこらのネット上の通行人Aと同じド素人だろう。この際、通行人BでもCでもOKだ。であれば、浅い知識がベストだぜ。むしろド素人が下手に知識を深めようとすることのほうがデンジャラスだ。引き出しのキャパはみんな同じ。だから、奥行きのある引き出しよりも浅い引き出しが数多くあったほうがいい。この僕を見てご覧なさいな。高校時代に「僕の人生に物理は必要ありません」と素直に言っただけなのに理不尽なくらい先生にド叱られたこの僕だが、ブラウン運動はもちろんドップラー効果やフェルマーの最終定理、ポアンカレ予想まで使っているんだよ。当然、その中身など1ミリも知らんがな。ハハハ、僕の人生、74%は薄味の詐欺みたいなもんだがや。ネット上の通行人たちは専門知識を得ようと1円もかけることなくネットサ~フィンで学術論文を探しているわけではない。これはブログに限らず生き方にも言える。秀でたものがないならば、浅い知識を数多く持てばいい。

イチゴ大福