砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

期待を抱かなければだまされない

「エキセントリックな奴だな」「え!?電気っぽいってこと?」「それはエレクトリックやがな」。で、坊屋三郎のCMが記憶に新しいナショナルのテレビはクイントリックスだった。昭和から平成、さらに新しい時代へと移り変わっても坊屋三郎の名は忘れないでほしい。「え!?エビだけなの?」「なんで?」「いえ、何でもありません」。ホタテも入っていると勝手に思い込んでいたこの僕が、決してバカではないけれどほんのちょっとだけ浅はかだっただけのこと。こ、この僕としたことが。はい、このように「だまされた!」と憤ることはよくあるが、よくよく考えてみれば「自分が勝手に思い込んでいただけ」というケースのほうが圧倒的に多いだろう。もっと掘り下げて言えば「勝手に抱いていた期待を裏切られただけ」のこと。そうだよ、ココが次の中間テストに出るポイントだよ。世の中、たしかにだます連中はいることはいるが、高が知れている。こっちが「株価が上がる!」と勝手に期待していたらマリアナ海溝の最も深い部分と同じレベルのどん底まで下がっただけのこと。だよね。これはね、決してだまされたわけでも何でもなく、期待を裏切られただけなんだ。そして、それを勝手に抱いていたのはあなたのなの。ってことで、黙々とエビドリアを食べていた僕だった。

エビドリア