「らんららんららららららららら♪」は『マツコの知らない世界』のオリジナルのテーマ曲ではなくリンダ・スコットの『I've Told Every Little Star』だという真実を忘れないでほしい。よかったね、今日もタダで1円にもならん知識を身に付けることができて。その番組の中で蕎麦の魅力がそこそこ熱く語られていたため、この僕の五臓六腑が「蕎麦ウエルカムモード」にチェンジしていた。そこで速攻で『和食麺処サガミ 岐阜加納店』へと向かった。当然、番組の中ではサガミの紹介など1文字もしていないけど。間違いなくこの番組の反響はスゴイのだろう。すると安い世間の連中は、来週の中頃までは蕎麦屋に足繁く通うんだ。そして君たちは「群れることが大嫌いで大勢順応主義を忌み嫌う弘道君がマツコの口車に乗せられて蕎麦屋に意気揚々と向かう後ろ姿なんて見たくもないわ」と嘆くだろう。ハハハ、この僕が35歳の頃の本棚を君たちに見せてあげたかったよ。芥川賞受賞作の単行本が87冊くらい一列に並んでいるんだ。そりゃもう見事なものさ。いいかい、ポイントは安っぽい文庫本じゃなくて単行本という点だよ。つまり、この僕はそんじょそこらの見栄っ張りとは格が15段の跳び箱くらい違う叩き上げのミーハーなんだよ。「え~!?なんとなく気付いてはいたけどやっぱそんな安っぽい人間だったの?」と思っただろう。うん、なるほど大陸棚と同じくらい読みが浅い連中だね。相手を喜ばすために、相手の口車にあえて乗って回って踊ってあげるんだよ。結果、蕎麦はもうたくさん。
■和食麺処サガミ 岐阜加納店の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら