昨日の午後8時、我が家から歩いてほぼ13歩の場所にある実家が漆黒の闇と化した。俗に言う停電だよ。おいおい、町内を見渡してもここだけだぞ。どうやら40年ものの漏電ブレーカーが壊れたらしい。女房と漏電ブレーカーは新しいほうがいい。君、言うよねぇ。ま、それは冗談が通じない今の社会では問題発言だと思いますよ。ハハハ、許せ。漆黒の闇の中で困惑した僕は、電気工事業の組合から紹介してもらった二和電気の高田社長に朝一番に対処してもらった。え?画像が暗いって?だから、停電してると言ってっだろが!ところで電気がどっちからどっちへと流れるかさえも分からない誇り高き文系の僕からすれば高田社長の姿が新種の救世主に映った。さらに驚いたことには79歳という年齢だった。54歳で勤労意欲が0の僕は「ひょっとしたら僕って生き方の天才かも」と改めて己のグレイトっぷりを実感した。今日もふと思ったのだが、新たな困難に直面するとワクワクする。だって、漏電ブレーカーの交換シーンなんて54年間の人生で初めて見るじゃん。今、目の前の困難を楽しむと直近の苦労が消滅することを発見した。