砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

二次元で逢えたら

「鮭缶」と「チャカ・カーン」は頭に「エブリバデ」を付けてラップ調で発声するとほぼ似ている。些細なウソをつくと偽善者で壮大なウソを描くと小説家。はい、言ってみただけなので意味はない。では、面倒臭いけど講義を始めよう。生の人間と話すのが苦手で対人恐怖症っぽい者が多いようだ。「会えない・話せない・触れない」という二次元の世界に逃避して「会える・話せる・触り放題」のリアルな世界に背を向ける。ううん、別に僕は否定なんかしていないよ。むしろたまにはそのような世界を垣間見るのもいいもんだよね。例えば、目の前に大きな壁が立ちはだかって途方に暮れかけたそのとき「ルフィだったらどうするだろう?きっとゴムゴムのバズーカで壁をぶち破っちゃうよね。でも、僕の腕って43センチくらいしか伸びへんがや」と本格的に途方に暮れる。バローの加納店でゴムゴムの実が売ってないかしゃん。昨日、チラシの品だったから大量のキウイを買って来ました。だから、そんなことはどーでもいいんです。僕がよくやる代替法は「もしダーティハリーだったら、この難局をどう乗り切るだろうか」「もしボギーだったら、ここでどんな捨て台詞を吐くだろうか」「もし越前リョーマだったら、強敵に対してどのように攻めるだろうか」ってね。そこで、次女から借りた『テニスの王子様』を第1巻から読んでいるけどテニスにまったく興味がないゆえに今ひとつ入り込めない弘道君。とにかく理想は理想でOKだから、たまには二次元の世界もいいもんだよね。

テニスの王子様