砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

ハッピーの損益分岐点

例えば、君の年収が286万円だとしよう。すると「ったく、こんなんじゃ食っていけねぇだろ」と汚い日本語で嘆くだろう。だからと言って、美しいドイツ語で嘆いても状況は1ミリも変わらない。ところが君の周りの連中の平均年収が236万円だと知れば「俺ってなかなかやるじゃん」となる。例えば、君の年収が890万円だとしよう。すると「ナァみんな、俺ってグレイトだろ(Yeah)」とアラジンの『完全無欠のロックンローラー』のように高飛車になるが、君の周りの連中の平均年収が900万円を軽く超えていたと知れば「ったく、こんなんじゃ食っていけねぇだろ」と286万円の君と同じように嘆き凹む。つまり人間という厄介な生命体は、たとえ自分の年収が1億円であっても他人と比較をすれば絶対に幸せを感じることができないっちゅうこっちゃがな。だから、必要額から導き出そう。毎月の食費や水道光熱費、携帯料金などを含めた生活費や保険料、自動車などにかかる必要経費が20万円だとしよう。要は、これだけなければ決して死にはしないけれどきっと死ぬほど困るっぽい状況に追い込まれる必要最低限のコストだ。それに遊興費や万が一のときの医療費として5万円をプラスしよう。20万円+5万円=25万円。25万円×12=300万円。ってことで、君は300万円がハッピーの損益分岐点となる。ゆえにそれ以上の年収があれば、君の周りの連中の平均年収が1億円であろうと10億円であろうと間違いなく君はハッピーなんだ。では、また明日。あ、そんなことより胡蝶しのぶちゃんのつもりが昭和末期のジュディ・オングになっちまっただよ。

リカちゃん人形の胡蝶しのぶバージョン