砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

シャリシャリ感が誘惑する五代目善右衛門羊羹の甘い底力

あれは4日前のこと、青春18きっぷの権利を行使して弘道が片道4時間35分も掛けて和歌山県和歌山市を訪れた衝撃のリアルは周知の事実だろう。その際に老舗の『総本家 駿河屋善右衛門 駿河町本舗』で買った大納言バージョンの「五代目善右衛門羊羹」を真っ昼間に冷たいお茶のお供ではなくメインディッシュとして食べたらすっげぇ濃厚で大満足だった。さすが五代目の岡本善右衛門氏が従来の蒸羊羹をザクッと改良し、バーンと世に初めて出した「煉羊羹」だけのことはある。特に羊羹の表面に糖分が固まってできた「シャリ」が『福砂屋』のカステラの底に付いているザラメのように絶妙で僕のような極端な甘党にはたまりま船場太郎。太郎いや、善右衛門、あなたって善右衛門は・・・。ところでこの1本はギュッと凝縮されて密度がかなり高いため鈍器のように物理的にも重厚だった。そのときふと思ったのだが、これで憎い相手を殴打するというアミューズメントはどうだろう。その後に電光石火で食っちまえば凶器は残らないので完全犯罪にも使えるような気がする。ま、それも賛否両論だと思いますよ。異議なし!さすがにこれはアミューズメントではなくファンタジーでファンタスティックなジョークだお。僕的には糖分を等分にカットせずに1本をそのまま恵方巻きみたく鵜呑みにするとドモホルンリンクルいや、アドレナリンが出まくるが、よい子は絶対に真似をしないでね。悪い子なら話は別だけど。

五代目善右衛門羊羹