砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

二見浦の絶景の後はTAOYA志摩のオールインクルーシブで元を取った僕@三重県伊勢市・鳥羽市

前にも言ったが何度でも言おう。この僕は鳥羽をこよなく愛している。そこで今回は、画期的なプチ贅沢を味わうべく1泊2日で三重県は鳥羽界隈をそれなりに歩き回った。JRの岐阜駅から鳥羽駅までは余裕で100キロを超えているため途中下車することができる。当然、その権利を行使してJR二見浦駅で降りた。ちなみに、駅の二見浦は「ふたみのうら」と読むのでイチイチ念のため。その駅の近くにある『手作りぶたまん ウァン本店』で1年前にネットショップでも買ったことのある熱々かつ芳醇な「ぶたまん」を店舗の前のベンチに座ってじっくり味わった。

ぶたまん

対応がすこぶる丁寧かつ親切な観光案内所の女性スタッフにボストンバッグを預けると二見浦の青い海を眺めながら歩いた。ちなみに、景勝地の二見浦は「ふたみがうら」と読むのでイチイチ念のため。そのまま『二見興玉神社』までアンダンテの速さで歩くと猫も杓子も人気スポットの『夫婦岩』をロックオンした。首に縄をつながれているリアルを垣間見ながら物思いに耽った。

夫婦岩

「せっかくなので数年ぶりに伊勢うどんを食べてみよう」と自分自身に言い聞かせた僕は、伊勢夫婦岩めおと横丁の中にある『めん処 伊勢屋』で天ぷらも何も載っていない一番安いノーマルバージョンの「伊勢うどん」にサービスの天かすをてんこ盛りにかけまくると一気呵成にすすりまくった。いい。天かすって確実にキング・オブ・カスだよね。さらに柚子胡椒も振り掛けた。

めん処 伊勢屋

午後4時ちょい前に今回、宿泊する『TAOYA志摩』に到着した。ほら、ご覧。リゾートを油絵に描いてロクシタンの香水を噴射したようなホテルだよね。それもそのはずで昔はフランス発祥の海洋療法「タラソテラピー」を売りにしていた『タラサ志摩ホテル&リゾート』だったんだよ。

TAOYA志摩

お安い君たちは「オールインクルーシブ」というお値打ちなシステムをご存じだろうか。代金の中にホテル施設内の食事やドリンクなどの料金がほぼ含まれているサービスのことで、滞在中に財布の中身を気にすることなく快適に過ごせるステキなシステムなんだよね。当然のことながらウェルカムドリンクも含まれている。そんなこんなでチェックなインをサッサと済ませるや否やラウンジでビールやハイボールをナッツや柿の種やマーブルチョコレートなどをむさぼりながらさらに原価は0の絶景を眺めながら飲みたくったったら計画どおりいい感じに酔っ払ってきた。

TAOYA志摩

僕クラスになると最上階にあるデラックスルームが相応だろう。だって、この僕だよ。ハハハ、脚立の上に立って電球を変えることができないくらい病的な高所恐怖症ゆえにあまりに怖すぎてベランダに立てんかったがね。それどころかガラス越しでも窓際に立つのがやっとの僕だった。

506号室

これ見よがしにデイベッドに横なりながら窓の外の絶景を眺めた。ふ、ここからなら落ち着いて眺めることができた。年中無休でこんな365日が朝から晩まで休みなく続けばいいのに。ま、うるう年は366日だけど。「大きなベッドは利用せずにデイベッドで寝るから350円くらい宿泊代金をまけてくれんかしゃん」という淡い希望が一瞬、頭をよぎった僕に共感してほしい。

TAOYA志摩

「へ?えっ!クラフトビールもタダで飲み放題なんですか?」とここまで出そうになったものの「どうもありがとう」と分かりやすい紳士を気取って平然と席に着いた僕。「ったく、何だよ。わざわざ栓を開けてくれなかったらそのまま5~6本くらい持って帰れるのに・・・」と思った僕だが、どうせ君たちもそう思うに決まっとる。お察しのとおり元を取るべく食いたくたった。

TAOYA志摩の夕食