砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

身も心も清まりそうな五十鈴勢語庵の塩ようかんを頬張る

こ、この僕としたことがコロッと忘れちまっていた・・・。5日前に三重県は伊勢市の二見浦でルンルン気分で買った塩ようかんを机の引き出しの奥に入れたままにしておいたことに今さっき気が付いた。旅行から帰ると栄養ドリンクとして「赤福餅」を流し込んだからか「これで今回の和菓子は終わり♪」と勘違いしちまったのだろう。ふ、情けない。甘いもんにかける情熱だけが取り柄のこの僕なのに・・・。ハハハ、僕と一緒に笑った奴はグーで確実にぶっ飛ばす!では、そろそろ本題に入ろう。そんなこんなで5日前の僕は、テレビのローカル番組で知ってすっげぇ気になっていた『五十鈴勢語庵(いすずせいごあん)』をグーグルマップだけを頼りに訪れた。

五十鈴勢語庵

しかし、衝動に駆られてここで買ってしまうと荷物になるため『二見興玉神社』などをゆっくり回ってから買うことにした僕は間違いなく賢明だった。ほぼ1時間後、ちゃんと忘れることなく訪れたらあーた、店舗の正面の扉の調子が悪かったのか東側から入ることになった。まあいい。

五十鈴勢語庵

いい。小さなショーケースが実にいい。創業は大正15年らしいが、その当時は土産物店だったようで現在のような和菓子屋となったのは昭和に入ってからだとか。ま、いかんせん大正時代は15年までだしね。商品の種類は少なく、看板商品である「二見浦 岩戸の塩ようかん」のみに近い状態だろうか。それは、淡水と混じり合った二見神前海岸の海水を汲み、薪と大きな鉄鍋でじっくりと焼き上げられた「岩戸の塩」を用いた塩ようかんです。とのこと。僕は1本買った。

五十鈴勢語庵のショーケース

今さっき二代目が考案した「二見浦 岩戸の塩ようかん」を一口頬張った僕だった。お口の中が一気にソルティー。ほほう、思っていた以上にストロングな塩気じゃねぇか。「人生も和菓子も甘ければ甘いほど素晴らしい」がモットーの僕にはちょっちつらいもんもあるが、これはこれでそれなりに滋味深い甘味だろう。それに冷凍したらさらにいい味をかもし出すような気もした。

二見浦 岩戸の塩ようかん