砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0128滴:渡る世間に鬼はなし

東京の忘年会で“砂漠に水を読んでます”って自己紹介をされると、こっ 恥ずかしくってたまらなかった@第一、自分の口以外から【砂漠に水】な んて言葉が出てくること自体照れくさくって顔を覆いたくなった杉山です。

こんなのは当然、私が勝手につけたタイトルなので、世間に普通に知れ渡る そのことだけでも澄んだB型が逆流するくらい照れくさいものです。

でも、それがマトモな感覚でそこで胸を張っちゃあただのバカ。そんな謙虚 な姿勢で毎日を過ごしているこんな私はいい奴です。

さぁ、そんな実際はバシッととかサラ~ッとなんて喋らないってハナシは バシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■寒風吹きすさぶ、品川駅のホームで考えた。

地に働けば家が立つ。城に竿刺せば怒られる。意地を通せば肩が凝る。 とかくに、渡る世間に鬼はなし。

ってね。東京の忘年会の帰りのときです。

■たまには私の、愚痴も聞け。

こんな私でも、完全日刊は、ちと辛い。それは、 年中無休で書いたり配信したりする作業が、ってことではなく、 何の目的で誰のためにやっているのかが、ボケてくるからです。

■当初のメルマガを発行する目的は、直接の利益でした。

ガンガンに購読者数を伸ばし、バンバンと広告収入を稼ぐ、 それだけでした。ところが、なんてこったい、 それができないキャラとなってしまいました。

■自分で自分のクビを絞めるとは、このことです。

初めは相互紹介にも、かなりチカラを注ぎました。 でも、こっちはかなり考えてコメントを書くのに、 相手の方は貼り付けるだけ。それに 私のよりも、はるかに多くの読者がいるってのに、 たったの8人しか増えない、ってのもザラでした。

■下手なドラマよりも、滑稽です。

そのときに、私の路線が変わったんです。世間が感心する内容で、 完全日刊を続けてやる。ネットの世界は広過ぎる、だからメルマガ の世界だけで暴君ネロになってやる。そう決めたんです。

■そして数誌のメルマガを、アタマの中に思い浮かべました。

あんな購読者数だけの内容がない、精読率の低いものには、 腐ってもしない、ってね。でも、 商業ベースとしては、…立派です。精一杯のフォローです。

■でも、それでもボケてはきます。

私のアタマではなく、目的と対象のことなんです。 本当に辛いのは、書く内容がないってことなんかではなく、 書く目的と書く対象が、明確にならないってことなんです。

■そして、暴君ネロは殺された。

良いか悪いかは別にして、歴史はそうなっています。 そう、最終的に暗殺される人を目標にしても、辛い。

■そんなときに、昨日、忘年会がありました。

メルマガを発行している方や、メール交換でお名前だけは 知っている方。別に呼んでもいないのに来た、堀内伸浩。

■渡る世間に鬼はなし。

メールの体温だけではなく、リアルな体温をさらに熱く感じ、 そう思いました。

■期待には、決して応えようなんてしちゃだめです。

期待に応えようとするから、続かない。だから、 暴君ネロなんかではなく、リアルな自分自身で 気楽にやってみる。それに私は、男前。

■ネットの世界の誤解と誤信。

広く露出して、大きな効果を狙うことは、ネットでは可能です。 でも、無理です。そう、絶対にボケるんです。

■より狭く、より深く。

これが、ネットのメリットです。これしか、 あり得ません。英語ではなく、日本語です。

■あと、29年と8ヶ月住民放送を続けます。

たった一本の線から始まった、このご縁。 嫌だと言っても絶対に切りはしません。 そして、今よりも必ず幸せにしてやる。

名古屋駅のホームでそう誓った。 と、メルマガには書いておこう。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

そうなの、杉山弘道がブランドなのよね。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━