砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0168滴:2つの入り口でもう決まっている

昼下がりの自由書房で“ゆうきゆうゆうきゆうでございます”って呟きな がら、見知らぬ若者に、ゆう先生の新刊を勧めたら、遠くへ行った@また 一人、そうやって【セクシー心理学】から読者を遠ざける姑息な杉山です。

そう、メルマガ帝王のゆうきゆう先生に対抗してメルマガ校庭のこの私。

虫の皇帝はイナゴ。でも、昔を懐かしむのが好きなこんな私は校庭です。

さぁ、そんな今日から庭師と呼んでくれいってハナシはバシッとやめて、 今日もサラ~ッとお読みください。

■職業の選択の自由は、憲法で守られています。

ってことは、選択した職業で、その人の癖が 分かります。癖って、考え方のことなんです。

■多くの場合、入り口は、2つあります。

例えば、会計事務所を例に挙げますと、 その資格は、公認会計士と税理士です。

■その資格の表面的な違いは、

公認会計士は、かなり難しい資格で、お客さんのことを クライアントって、そう呼びます。税理士は、そこそこ 難しく、お客さんのことを顧問先って、そう呼ぶんです。

■でも、もっと大きな違いは、

公認会計士は、東京限定の資格で、サラリーマン向きの そんな人しかできません。だって、大企業の監査なので、 大きな会社の本店がある東京でしか、機能しないんです。

大阪や名古屋や福岡には、大企業の支店しかありません。

■それに比べて、税理士は、

小さな会社の帳面を見るんです。書類ではなく帳面です。 要は、キレイなオフィスが好きで、サラリーマン向きな 外資系っぽい人が、公認会計士を選ぶんです。ところが 税理士は、顧問先のホコリがかぶった壊れた椅子に座り、 電卓をひたすら叩くんです。そう、とっても早いんです。

■ですから、入り口は2つで、その考え方がよく分かります。

あわよくば財務官僚になりたいと思っていた公認会計士と、 大原簿記専門学校でカシオの電卓を叩きまくって勉強した 税理士の、どちらが良いかは別にして、まったく違います。

■岐阜で独立したけりゃ、税理士しかあり得ません。

岐阜市で大きな会社は、十六銀行しかないんです。 公認会計士って資格は、大きな負担にはなっても、 武器になんかなりゃしません。誰も知らないもん。

■職業に、良いも悪いもありません。

でも、自分の目的と周りの環境に合った選択かどうかで、 その人の考え方とウツワが分かってしまうものなんです。

■上から降順か、下から昇順か。

一流大学 → 財務官僚 → 無理だったから公認会計士。 商業高校 → 超就職難 → 大原簿記を卒業した税理士。

■そんなもんです。これは、極端な例ではありますが、

絶対、そんなつまらぬ見栄と、犬も食わないような、 自分一人だけのコンプレックスがあるハズなんです。 しかし当然、そうでない場合もあるので、念のため。

■自分の立ち位置は、東京かそれ以外のどちらかで決める。

東京以外は、全部同じです。具体的な職業を 決めることはできなくても、物理的な場所を 決めることはできるんです。それが肝心です。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

要は、職業なんて、なんでもいいんです。

大事なことは、どこの場所で働くか、 ってことなんです。

自分の進路を相談していけない人は、親です。 多くの場合、間違ったことを言うハズです。

それは、20年間育てたという自信と自負があるので、 この子のすべてを知っている、 そんな気になっているからです。

まぁ、異論はあるとは思いますが、 私は、そんな尺度で考えています。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━