砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0180滴:虫酸が走る「名板借り商法」

いくらテレビ欄だとはいえ、日経新聞の紙面に“杉田かおる”って名前が 10箇所以上も書いてあると、若干の違和感を覚える@同じ40歳の杉山です。

ちなみに、ほんのイットキですが好きでした。でもそれは、中学に入って 一気に視力が低下した、僅かな期間の夏の出来事でした。セミの寿命並み。

さぁ、そんな同い年って聞くと生涯獲得賃金はどっちが上なんでぃ?って 思っちゃうってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■大嫌いな商売のやり方に「名板借り商法」があります。

要は、他人の名前や商号を借りて、自分を大きく見せる そんなとっても姑息なやり方です。脳ミソに虫酸が走る。

■ところで、そんなアナタは誰なんでぃ?

メルマガの内容にしても、相互紹介の依頼文にしても、 “○○さんの知り合いです”って誌面を割くやつです。

■クマノミとコバンザメは、まったく違います。

以前【クマノミ戦略】ってお話をしましたが、 クマノミとコバンザメは、生き方が違います。

■主と従の、まったく違う立場の関係なんです。

クマノミは自由に泳ぎまわり、危険なときに イソギンチャクを上手く利用しているんです。

■生きている限り、自立ができないコバンザメ。

で、コバンザメは、大型魚の泳ぐ方向にしか 進めず、食べ残しだけしか口には入りません。

■そう、名古屋港水族館へ家族連れで行く人に、

シャチやクマノミを楽しみに行く人はいても、 コバンザメを目当てに行く人はいやしません。

■要は、主体がどっちにあるか、ってことが肝心なんです。

ご主人さまが死んだら自分も死ぬような、 そんな間抜けな生き方だけはゴメンです。

■でも、右を見ても左を見ても、 そんなんばっかなんですぜぃ。

古い奴だとお思いでしょうが、 不器用でも一人称で勝負だぜ。

■結局は、自分で自分のクビを絞めているだけです。

几帳面に名板借りをやってみても“○○さん”が 得するだけです。そして、リアルにコバンザメは、 ご主人さまの大型魚に食べられたりもしています。

■海は広いな大きいぜ!

贅肉だらけの他人の腹にくっ付いて、残りの餌を パクつくんじゃなく、たった一人で泳ぎまくれぃ。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

午前9時、紅茶を愉しむこんな私は、 ユダヤの商法にも一切興味はないし、 日本一のお金持ちの言葉にも、な~んの関心もありゃしません。

とっても疲れるんです。

自分のスクリーンのど真ん中には、 この世にたった一人の自分が立って、 中途半端な成功者でも大金持ちの他人でもありゃしません。

五臓六腑に虫酸が走る。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━