砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0511滴:クリスマス・イブに思うこと

う~ん、ちょっと満足できなかったなぁ~って思ったときの住民放送には、 自分で返信している@今日もいつもと同じくご満悦と書いている杉山です。

ちなみに、そのときに使う差出人の名は、男が稲垣茂で女が雲島美紀です。

ですから、2人はリアルに実在しますが、一度も会ったことはありません。

さぁ、そんな自分にクレームを出すときの名前はナターシャ・スタルヒン ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■どう言う訳だか毎年、クリスマス・イブに必ず思い出すのは、

ズ~ッと前に亡くなった東京のおばあちゃんのことです。で、 私が小学生のときに初めて岐阜に来て「あ、山がある」って、

■そう指を差して驚いた足立区に住んでいたおばあちゃんです。

山の付け根が見たいと言うので、近くのまむし山まで行って、 地べたと山の接着点を見ました。なんの感動もなかったです。

■で、そのおばあちゃんが私が中学生のときに亡くなりました。

人生でグレたことはなかったですが、少々生意気な私でした。 そう、軽い反抗期ってやつです。で、オヤジから聞きました。

■さっき、東京のおばあちゃんが亡くなった、ってね。そして、

そのときに「人間、いつかは死ぬんだから仕方ねぇよ」って、 少々生意気だった中学生の私が答えました。辛い思い出です。

■そのときって、それがカッコイイと思う年頃だったとは言え、

言っているそばから自分が辛かったのを鮮明に覚えています。 そうしなきゃいけないことはないのにそうしてしまうんです。

■東京のお葬式でも泣きませんでした。し、泣けませんでした。

で、お袋の母親だったおばあちゃんだったので、お袋が私に、 「お前は悲しくないのか?」って聞いたことが辛かったです。

■だから、別にだれに迷惑をかけてる訳でもありゃしませんが、

なんだか自分を騙しているような気がして苦しかったんです。 他人を騙すより自分を騙す方が、きっと辛く切ないものです。

■こんな私って雪が降ろうが降ろまいが、決まってこの時期に

ディケンズの『クリスマス・カロル』を読みます。で、私が スクルージ老人と重なり東京のおばあちゃんを思い出します。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

だから、そのときに我慢することって、 絶対によくないって思いました。そう、

我慢なんて自分を騙すことの一部です。

当然、我慢をしなきゃいけないときもあるんですが、 そうはない。で、我慢してまで手に入れたいものも、 そうはない。だから、楽に軽く生きればいいんです。

クリスマス・プレゼントにはなりませんが、 なんとか今日に間に合ってよかった頁です。

では、O・ヘンリの『賢者の贈りもの』を堪能します。 そう、小説と音楽と映画があれば、なにも要りません。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━