砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0889滴:フタを開けてみれば横一線

今月の中頃に神戸に行くので娘にヤフーの路線情報を調べるように言うと、 片道が4,790円だった@そんなに安い訳がないと耳を疑った杉山です。

ちなみに、そこは兵庫県の神戸ではなくて愛知県の神戸(かんべ)でした。

ですから、豊橋から徒歩で渥美線に乗り換えると言った時点で目が点です。

さぁ、そんな中3のときに神戸は港町だからパスポートが必要だと聞いた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■一見、周囲からマジメに思われている社長たちは、

新聞に書かれている談合などの不正を非難します。 でも、我が身を顧みれば同じことをやっています。

■それは談合という名の犯罪の定義に当てはまらないだけです。

例えば、税務調査の数日前に税理士と打ち合わせをしますが、 言ってみれば口裏を合わせて調査官をだますようなものです。

■談合という言葉が「打ち合わせ」になっただけのことです。

やっている内容は国家レベルの犯罪となんら変わりません。 でも、当の本人たちはまったく悪気のカケラもありません。

■それどころか追徴課税を行う調査官をまるで悪代官のように罵ります。

周囲からマジメだと思われている人ほど本当にタチが悪いと感じます。 異なる業種の非難をしたところで自らの仕事に置き換えれば同じです。

■どいつもこいつも横一線に同じです。

弁護士も医者も若いサラリーマンも、 フタを開けてみればみんな同じです。

■しかし、当の本人だけが気づいていないんです。

他の第三者は見えない所できっと笑っています。 その第三者とは部下である社員たちのことです。

■新聞に載っている不正をネタに朝礼で戒めてはいけません。

それと同じようなことをいつも社長はやっているからです。 朝礼でマジメに言えば言うほど社員は嫌気がさすものです。

■多くの場合、談合のような「打ち合わせ」をする人は、

積極的になにかを掴みたいと心から望んじゃいなくて、 できるだけ失敗を避けたいと思って横一線に並びます。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

どんな不正を日経新聞で読んだりしても、 こんな私は一切、非難も中傷もしません。

きっと同じようなことを舞台を変えてやっているからです。

当の本人はまったく気づいてもいないか、 これくらいなら…と思ってやっています。

どんな人でも絶対に100%どこかでやっているはずです。 その罪の中身が重いか軽いかの違いだけでみんな同じです。

どんな職業を選択してもいいも悪いもなくすべて同じです。 異なる業種の悪事を非難してもやっていることは同じです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━