そろそろ確定申告書を仕上げようと98のVAIOをソッと立ち上げたら、 ガリガリ嫌な音を立てながらバキッと消えた@真剣に涙が溢れた杉山です。
ちなみに、会計王に打ち込んであった昨年の1年間分のデータが全滅です。
ですから、今、平成18年の3月分を泣きながら打ち込んでいる最中です。
さぁ、そんな昨年のデータよりモー娘。の矢口の壁紙が消えた方が悲しい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。
■平均の客単価が8千円という料理屋があります。
その料理屋は夜しか営業をしていませんでした。 高級料理店ではありませんが安くもありません。
■安売りでお客の数を集めるのか、
高級店で利益率を上げるべきか、 お店のご主人は悩んでいました。
■考え抜いて出したご主人の結論がランチです。
それまでは夜しか営業をしていなかったので、 お昼の時間がもったいないと思っていました。
■私は、これでこのお店も終わったと確信しました。
ましてや、ランチのメニューは食べ放題なんです。 夜の価格を維持して昼の時間を埋めるやり方です。
■ウエストが1メートル以上もあるご主人は、
これで儲かれば嬉しいけど儲からなくても、 お店の知名度が上がればいいと言いました。
■私は、もうこのお店と関わっちゃいけないと思いました。
杉山さんが関わったお店が潰れたという評判はNGです。 それにこの手の考え方の人と付き合うと貧乏になります。
■それはシステム手帳の空白を埋める人と同じなんです。
スケジュールが空いていることが我慢できない人です。 貧乏性ならまだいいんですがリアルな貧乏になります。
■常識で考えても、食べ放題に集まった満腹にさえなれば嬉しい人々が、
8000円を払ってまで夜の会席料理を食べるとは私には思えません。 それどころか逆に中途半端な安売りの粗末な印象を与えて終わります。
■お日様が照っている時間にはしゃぎ回る安いお客さんと、
お日様が隠れてから動き出す高いお客さんとは別物です。 自分の体を休めることもできない人に幸せは訪れません。
┃編┃集┃後┃記┃───────────────────
お客さんが「いい案です!」と言う60%以上のものは、 自分で自分の首を〆るようなやってはいけない発案です。
それを墓穴と呼ぶと三省堂の辞書には書いてあります。
飲食店の場合は、12時~2時までのランチで売るか、 夜のお高い会席で勝負するかどっちかしかありません。
両方ともやって上手くいくお店は、 たまたま立地がいいだけなんです。
しかし、立地がいいのは自分の努力じゃありません。 先祖に感謝をするか高い家賃を支払っているかです。
私が今日、言いたかったことは貧乏性ならまだいいけど、 自ら本物の貧乏になっちゃったらいけないってことです。
多くの場合、貧乏になるのはだれのせいでもありません。 貧乏性の人が自ら自分の首を〆て苦しんでいるだけです。
では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━