砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0941滴:3つの「安」が揃う社長の器

福岡県福津市畦町に住む男性に請求書を送ろうとDELLに向かった私は、 町名の「畦」という字を出すのに5分もかかった@根性で探した杉山です。

ちなみに、湖畔の「はん」とか桂三枝の「かつら」などと打ち込みました。

ですから、田んぼに土が2つなので「うめたてる」でも挑戦してみました。

さぁ、そんな「けい」で出たけど読めないので「かえる町」と読んでいる ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■特に小さな会社の社長が目指すものは、

安定と安全と安心の3つの「安」です。 この3つの「安」が揃ったら完璧です。

■1.安定とは、繰り返し商品が売れること。

2.安全とは、信用ある取引先であること。 3.安心とは、忠誠を誓う社員であること。

■この3つの条件がすべて揃えば、

4つ目の「安」が手に入ります。 それは社長の心の「安堵」です。

■しかし、そう簡単には3つすべては揃いません。

そして、その優先順位は上記の番号の通りです。 安定を考え安全な人と付き合い安心を望みます。

■私の周りの社長連中をジッと観察していると、

頑張れば上から2つまではなんとかなります。 3つ目の「安心」がなかなか手に入りません。

■繰り返し商品は売れていますし、

取引先も業界で一番の会社です。 あとは社員が揃ったら完璧です。

■でも、それがなかなか思うようには揃わないんです。

一番簡単そうに思えて一番難しいのが「安心」です。 でも、2つの「安」を手中にした社長は威張ります。

■業界ではそこそこの成功者としての自負があるから、

社員くらいはなんとでもなると絶対に思っています。 すると今いる社員を一生懸命に改革しようとします。

■そこで社長が考える作戦が、外堀から埋める戦法です。

周囲の人々に「うちの社員は優秀だ」と言うはずです。 社長は「社員が優秀だ」と思いたいから言うだけです。

■でも、そんな社長の会社にロクな社員は存在しません。

そんな恥ずかしいことを平気で言っちゃう社長の下に、 本当に忠誠を誓うまともな社員がいる訳がありません。

■いや、正確に言えば、きっとロクな奴はいたかも知れません。

でも、まともな社員は社長に嫌気がさしておそらく辞めます。 自ら「うちの社員は優秀だ」と言う社長の器が小さいんです。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

できる社長というか、頭のいい社長というか、姑息な社長というか、 敵に回したくない社長は「うちの社員は優秀だ」とは自慢しません。

要は、自慢してもなんのメリットもないし、 自慢したところで妬まれるだけだからです。

自慢するってことは、多くの場合、 自分でそう信じたいだけなんです。

ってことは、その会社の社員たちは本当に優秀じゃないか、 さもなくば、優秀じゃないと社長に思われているはずです。

だから、優秀じゃない奴はそのまま残って、 本当にできる社員は嫌気がさして辞めます。

申し訳ありません。

今まさに、自分の理論に酔い痴れている最中です。 私って80万人に1人の逸材じゃないでしょうか。

どうせ自慢をするならこうやって自分のことを自慢すればいい。 身近な人間をチマチマ褒めるのは自分の器が小さく見えるんだ。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━