砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第0723滴:水を渡す人

いくら誘ってもクロネコヤマトの大西さんは頑として家に上がらないので、 なんとかしてお茶を飲んでもらおうと考えた@とっても計画的な杉山です。

ちなみに、そろそろ宅配便の運賃の値下げ交渉に入ろうかと思っています。

ですから、いつも岐阜信用金庫の水野さんは台所で残り物を食っています。

さぁ、そんな北海道と沖縄までの運賃を30円でもいいから値下げしたい ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■どれだけ説明を聞いてもオフサイドの意味が分かりません。

それに私は基本的にアウトドアと球技が好きではないので、 その2つの集大成とも言えるサッカーに興味はありません。

■しかし、オシム監督の言葉はとっても秀逸です。

だから、水を渡す人が肝心なんだと言いました。 そして、それは小さな会社にも言えることです。

■素晴らしい監督がいて優秀な選手がいても勝てません。

素晴らしい社長がいてデキる社員がいても伸びません。 だから、水を渡す人がいないと組織は回らないんです。

■そう、多くの社長はナンバー2が欲しいと言いますが、

ナンバー2がいてもその下で水を渡す部下が必要です。 要は、中田英や中村や三都主だけでは勝てないんです。

■また、多くの社長は悪役でヒールな社員も望みますが、

自分の可愛い社員に悪役を強要するのは言語道断です。 会社の中でヒールな悪役を演じられる唯一は社長です。

■そう、1番~8番まで大砲を揃えた野球チームが勝てないように、

会社でも営業から経理まで超一線級を揃えたところで伸びません。 きっとだれかが進んで水を渡す人にならなければいけないんです。

■でも、それは決してだれにも分かりません。

要は、社長が任命しなければ成し得ません。 そう、監督である社長の采配に掛かります。

■だから、ナンバー2とかヒールとか言ってる場合じゃありません。

そして、小さな会社に限らず複数の人間が集まる組織に於いては、 超一線級の有無よりも水を渡す人の存在が絶対に重要となります。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

いつも思うんですが、トッププレイヤーが10人揃うと、 その中で2:6:2の割合でランクが分かれるはずです。

だから、東大卒ばっかの組織では、 本来なら優秀な奴が悪くなります。

逆に名城大学卒でも、周りがそれ以下ばっかだったなら、 おそらく国際基督教大学卒レベルの活躍をするはずです。

個人の能力は組織の中ではその環境に大きく流されます。 だから、持っているもの以上に能力を大きく発揮したり、

持っている能力さえ十分に発揮できない人もいるんです。

ま、伸ばすのも潰すのも監督である社長の采配次第です。 最も能がない社長は超一線級を一生懸命に揃える奴です。

だから、人事とフットワークが重くなって、 給料や福利厚生の負担が大きくなるんです。

優秀な人たちでもそうじゃない人たちでも、 人間が集まれば必ず2:6:2になります。

だから、超一線級のトッププレイヤーを望むんじゃなく、 確実に着実にバケツリレーで水を渡す人を作るべきです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━