砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

第1072滴:気取ってみても心は開かん

知り合いの社長に頼まれて採用面接に立ち会った私は「部下にするのなら、 鈴木杏樹と眞鍋かをりのどっち?」とやさしく訊ねた@私は悩む杉山です。

ちなみに、2人の息子がいる28歳のその男性は眞鍋かをりを選びました。

ですから、右隣の社長から「それでなにが分かるの?」と訊ねられました。

さぁ、そんな力強く「目標に対してのやり遂げる力です」と言っておいた ってハナシはバシッとやめて、今日もサラ~ッとお読みください。

■結局、28歳のその男性は採用しました。

まぁ、鈴木杏樹を選んでも採用しました。 どっちにしても人手が欲しかったんです。

■面接の後、右隣の社長が「これ、どうかな?」と、

1枚のA4の紙を恥ずかしそうに差し出しました。 私はチラッと見ると「メルマガか」と呟きました。

■しかし、私は採用面接の立ち会いで呼ばれただけで、

それ以外の仕事については料金に含まれていません。 あくまでもビジネスに徹したいと私は思っています。

■すると社長が「来週、ビヤガーデンに行こう」と言いました。

私は「はい、喜んで」と回転寿司の店員のように答えました。 呼吸を整えて差し出されたメルマガにサッと目を通しました。

■つまらん。乾パンにドライヤーをかけたくらい無味乾燥でした。

私が理解できないのは、どうして標準語で書こうとするかです。 なにも物理的に方言を丸出しで書けという意味ではありません。

■キレイに整えようとすると自分のよさが死んでしまいます。

そうすることによって役所の書面とまったく変わりません。 私は「内容で勝負すると3回で終わります」と言いました。

■あなたが発する情報なんて世の中に腐るほど溢れています。

新しい情報を発することはあなたの頭では絶対に無理です。 だから、内容なんてなんでもいいから見せ方がすべてです。

■すぐれた情報を伝えることがいいことではありません。

読み手と時間を共有することだけを心がけることです。 多くの人は内容の良し悪しでは絶対に心を開きません。

┃編┃集┃後┃記┃───────────────────

ことわざに「言葉は国の手形」というのがあります。

だから、NHKのアナウンサーじゃないんだから、 なにも表面だけ標準語を並べる必要はありません。

ちなみに、表面は「おもてづら」とお読み下さい。

なにも方言を丸出しで書けと言っている訳ではありません。 そんなことをされると津軽弁のメルマガは読解できません。

標準語を使うというのは、言葉遣いだけじゃなくて、 嫌われないように相手に合わせようとすることです。

とりあえず今日はメルマガを例に挙げてお話しましたが、 メルマガに限ったことではなくてなんでも同じことです。

あなたが気取ってみたところでかっこよくはありません。 気取らない等身大のままの方が絶対にかっこいいんです。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━