富山の2日目。午前6時に起床し、6階の自動販売機でペットボトルを買った。部屋がひどく乾燥していたので、一気に飲み干したら案の定、むせた。また、部屋中がまるでホルマリン漬けのようにアルコール臭かった。その臭いでさらに酔いそうだったが、胃腸は2時間で飲める状態に戻った。
富山市役所の展望室へとエレベーターで昇った。晴れていれば立山連峰が見えるらしいが、岐阜県人は日頃から山を見飽きているので興味も薄い。
路面電車に2区間だけ乗った。西町で降りたが、どれだけ乗っても200円。
創業80年の池田屋安兵衛商店に入った。体に魂を返してくれる反魂丹という薬を販売している。
何代目かは存じ上げない店主が、こちらが頼んでもいないのに丁寧な解説付きのパフォーマンスを見せてくれた。
そこで、ちょっとやってみて下さいと言われたので快くやってみた。
店主曰く、素晴らしい出来栄えとのこと。たった1円にもならないが、こんなことでも褒められると嬉しいものだとつくづく感じた。
ブラックラーメンの本店。店の前に立つだけでしょっぱいニオイがした。この場合、「匂い」と「臭い」のどちらが的確な表現なのか迷ったのでニオイにした。
私もネットでたまに買う杢目羊羹の鈴木亭があった。
まだ午前11時だったが、氷見が本店のきときと寿司に入った。
寿司も美味しかったが、白海老の味噌汁が印象に残った。ただ、もう少し量が少なくてもいいのでは、とも思った。最後は砂利を食べているような気がした。
この後、予定外の僕の大好物スポットへと向かった。詳細は魚津水族館にて。
空と海。天候にも恵まれたので、ここで何も考えずに過ごしてみたいと思った。だが、半日もすると塩分が体の表面に付着すると思うと真剣にゾッとした。
デザイン豊富なかまぼこで有名な梅かまのU-mei館へ入った。実にさまざまなかまぼこがあり、何気に愉快な気分になった。
実際に作っている工場内が見学できた。
わざわざガラス越しに近寄り、手際のよい仕事を見せてくれた。ガラス越しなので会話も質問も一切できないのが残念だったが、訊きたいこともなかった。
岐阜へ向かう特急しらさぎ14号(16:11発)の中。車内でます寿司を買ったが、想像以上に量が多くて努力と根性で完食する頃には確実に飽きていた。