一度、訪れてみたかった近くて遠い中山道・美濃赤坂宿界隈へと足を運んだ。
JR美濃赤坂駅は昭和が漂う無人駅で3時間に1本しか電車が走っていない。
駅から5分の場所にある個人所有のお茶屋屋敷跡は「ぼたん園」として有名。
恐ろしいほど来園者の平均年齢が高く、私などヤングマンもいいところだった。
とっくにピークは過ぎていたものの、まだ満開のぼたんがそこかしこにあった。
この右側に「左たにくみ道」道標があったが、収めたつもりが入ってなかった。
とにかく圧倒されるほど立派な家が桝形にあり、固定資産税が心配になった。
個人的には好ましい水辺の赤坂港跡。人目をまったく気にせず動画を撮った。
そろそろ喉が渇いてきたが、自販機もなかったのでそのまま西へ歩き通した。
20分ほど歩いて昼飯町に。昼飯と書いて「ひるい」と読むことを初めて知った。
また赤坂宿方面へ戻り、唯一とも言える土産物店の五七処の暖簾をくぐった。
まるで遠近法で描かれたような懐かしい白と黒。ずっと残しておきたい一コマ。
よくは知らないが、廃線となった西濃鉄道の昼飯線だと思うがよくは知らない。
その後、せっかくなので大垣に寄った。おかしなものでこんな大垣でも都会に思えた。駅前にあるチャングイという中華料理店で五目ラーメン定食を食べた。
平均点以下だったが満腹にはなった。すぐ近くの大垣城で一人、はしゃいだ。
桜の花が散ると幹の至る所に毛虫が目立つ。住吉燈台の前でしばし耽った。
そこから水門川へ下りると10分ほど水面を眺めた。そろそろ喉が渇き始めた。