砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

孤独と隔離

『相席イヤ!学食に1人用「ぼっち席」広がる』という記事を読んだ。全国の大学では学食での相席を嫌がる学生が増えたため、テーブルをついたてで仕切るなど1人用の「ぼっち席」を設ける動きが広がっているらしい。正直、私は学生たちの将来を危惧している。だって実社会は相席の世界なんだよね。それが無理なら引きこもるしかない。私が地域の祭りや消防団が嫌いなのは、徒党を組んだり群れを成すことが生理的に受け付けないためで、相席の中の小さな組合に属したくないからだ。特に砂埃が舞う市民運動会のリレー走者になった日には生きて帰って来れるか微妙じゃないか。しかし、実社会全体の相席のテーブルには進んで座っている僕がいる。それどころか「僕のひざの上に座ってもOKさ。ただし、45キロ未満のブリリアントハニー限定だけど、ぷ」という親切心の塊のような男だぜ。相席のテーブルで一人を楽しむ空間を孤独と言い、ついたてて仕切られたテーブルにしか座れない境遇を隔離と言う。さぁ、君はどっち?