砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

用がなかったら放っておいてくれ

お盆は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、先祖の精霊を迎え追善の供養を行う慣習だと大阪に住む知り合いの妖怪モドキの尼僧が力説していた。そこで僕は、生まれ故郷の美濃へ向かった。さだまさしがフォークデュオの「グレープ」で活躍していた頃の『精霊流し』をBGMに国道156号線を東へ走った。しかし、暗い。あまりに曲が暗すぎて左手首を切りたくなったが案の定、切らなかった。プントミーノでランチを食べるために財布の中には20万円ほど入っていた。「これくらいあれば足りるかな?」僕はつぶやいた。だが、美濃へ向かう愛と望郷の国道イチコロ線が次第に混雑し始めたので渋滞に巻き込まれまいと岩田坂付近で見事に引き返した。バチだよ。たった20万円でランチを済ませようなどと姑息なことを考えたバチが当たったんだ。みみっちい弘道だぜ。結局のところ『はま寿司 岐阜前一色店』で飲んで食って泣いて笑って小指で吐いた。回転寿司では5皿が限界なんだよ。明日はずっと仕事だから用があったら口笛を吹いてくれ。

はま寿司 岐阜前一色店の僕のレビューとマップ(詳細)はこちら goo.gl