砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「いつやるの?」「今じゃないだろ」

昨日の山本昌ネタを読んだ森君から「延長50回まで続けた軟式高校野球についてはどう思いますか?」と質問があったので答えよう。準決勝の中京(岐阜)- 崇徳(広島)は4日間にわたり延長50回の死闘となった。試合時間は10時間18分。ワタミユニクロの残業などゴミみたいなもんだよね。もはやスポーツではないどころか、公開処刑以外の何ものでもない。ところが「感動した」と称賛する声が一部である。それが私には信じられない。1万歩譲って感動したとしよう。だが、一人で投げ切った投手の20年後の体は悲惨だよ。この経験が宝になるどころか、下手をすると障害を持つことになるかもしれないとなぜ大人たちは考えないのだろうか。春と夏の甲子園大会も同じだ。岐阜県代表の大垣高校など「それ、何県の中学や?」というくらい地元の選手などほとんどいない。若者よ、命を懸けるときは今じゃあない。本当の勝負は35歳を過ぎてからだ。感動や感謝ではメシは食えん。そう気付いてからでは遅すぎるんだよ。