砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

「まだやっている人」が勝ち

ボーっと口を開けながら柳ヶ瀬商店街のアーケードのつなぎ目を眺めていた。そう、僕はアーケードフェチ野郎だ。アーケード街を歩いていると「守られてる♪」という安堵感が湧いてくる。ハハハ、もう逝くかもしれない。そのとき懐かしいK社長に偶然遭遇した。あ、偶然遭遇って四文字熟語じゃないからね。10年以上も昔の思い出話の中でK社長の仕事について「まだやってるんですか?」と思わず口がすべってしまった。「まだやってるんですか?」の前には「そんなこと」が隠されているんだ。無差別に罵倒しても反省の「は」の字もない僕が大いに反省した。「そんなこと」で食い続けていけることは本当に素晴らしいことだと思う。今でもメルマガを発行している昔の仲間に「まだやってるの?」と漏らしてしまうことがあるが、その言葉の奥底にあるのは「俺はとっくに卒業した」ではなく「俺は続けられなかった」が本当だろう。「まだやっている人」に「いいかげん成長しろよ」と笑う奴は100%負け犬だと僕は思う。