さぁ今回は「なぜ人はケンカを繰り返すのだろうか？」について講義を進めよう。それを知るためにはまずは「ケンカの原因」を探るのが先決だね。うん、藍川中学校３年２組の帰りの会のテーマみたいで実にいい流れだよ。篠田康彦先生はまだご存命なのだろうか。今年も年賀状が来なかったの。僕も送ってないけど。過去に世界中で起きた戦争の主たる原因の多くは「宗教」の対立だった。そして「宗教」＝「ルール」なんだ。互いが自分に都合のいいルールを相手側に押し付けようとした際にケンカ（戦争）が勃発するんだよ。それが些細なルールであれ、相手からすれば重大なこともある。例えば、僕には牛・豚・鶏以外の肉は食わないというルールがある。それなのに「食え！」と馬肉を強要されたらケンカになるだろ。「またぁ、大げさな」と笑うお前、だったらイスラム教徒の目の前で豚肉（ヒンドゥー教徒の目の前で牛肉）を食ってみやがれ。だから、そーいうことだ。さ、光運堂で立ち読みなんかせずにまっすぐ家に帰れよ。
