砂漠に水

...Drop by drop shifts the desert to oasis.

上場うんぬんを語る前にまずは会社を作れ

昨日は結衣ちゃんの定期検診のために病院へ行った弘道君。待合室でボーっと口を開けて座っていたら、斜め前の学級委員選挙で3期連続落選しているような小学4年生くらいの男の子が「僕もお医者さんになる」と言った。すると母親が「何を言ってるの。そーいうことはちゃんと宿題をやってから言いなさい」と吐き捨てた。実に素晴らしい母親だね。安い成功哲学では「なりたい自分のさらにその先を思い描け」と言う。例えば、「医者になる」ではなく「医者の自分が貧しい人たちを救っている」と思い描くと「医者になる」ことは当然だと自分を信じ込ませる詐欺っぽい思考法だ。ハハハ、僕はこーいうやり方が大嫌いだ。僕はこーいうのを桂馬思考と呼んでバカにしている。将棋の桂馬は2マス先の右か左にしか進めない。目の前の1マスを飛ばすなよな。それが一番大切なんだろうよ。「自分の会社を上場させたい」と言う前に10万円の資本金でいいから会社を作れよな。もっと言えば、そんな成績で大学を卒業できるのかよ。