止ん事無い事情により岐阜大学病院へ行った僕がいた。ううん、心配しなくていいんだよ。この僕はと言えば必要以上に絶好調だから。ゴメンね、ムダに元気なこの僕で。で、いろんな人がいるもんだとつくづく思った。大きな病院とは言え、そこは岐阜の片田舎だ。そんな片田舎にそれぞれの事情を抱えたいろんな人がやって来る。その際に「私は元気でよかった」と思うことはエゴでも無責任でも何でもなくむしろいいことだ。今の自分に感謝できるいい機会だ。でなければ、病気でもない者まで病気になっちゃうじゃん。イチイチ他人の心配事に首まで浸っていたら、全員が凹んで辺り一面が鬱の巣窟になっちゃうじゃん。所詮、他人事と思える自分でいることが大事だよね。こーいう場所へ来ると「熱が37℃もあるから遺書を書く」と言っていた自分が情けないぜ。「食っていけるだけで幸せ」だったのが「生きているだけで幸せ」と思うようになり、さらにこれまで以上に他人がうらやましいと思わなくなる。お金持ちを見れば「今の生活を維持するのも大変だろうに」と思うし、叶姉妹のバストアップを見れば「重力に逆らうのも疲れるだろうに。いいかげん、楽になったらどうなんだ」と思ってしまう僕がいる。つくづくよかったね、君たちは重力を意識する必要がまったくなくて。